賞味期限切れのノンアルコールビールは飲んだらダメ？どうやって保存したら良いの？

2020年9月10日2021年10月20日

お酒が飲みたくても飲めない時ってありますよね？

そこで便利なのがノンアルコールビール。

アルコールなしでもまるでお酒を飲んでいる気分になれるので、お酒が好きな人は常備していることも多いのでは？

でも結局飲むタイミングがなくてうっかり賞味期限切れになっていた…なんて経験をしたことがある人もいると思います。

賞味期限切れになると、飲むのはちょっとためらってしまいますよね。

でも実際、賞味期限切れのノンアルコールビールは飲んだらいけないんでしょうか。

そこでノンアルコールビールの賞味期限や保存方法、処分の仕方などについて紹介していこうと思います。

ノンアルコールビールにアルコールは入っていないの？保存期間はいつまで？

ノンアルコールビールは本物のビールに似せて作られたビールテイストの飲み物です。

「ノンアルコール」と名前はついていますが、ちょっとだけアルコール成分が入っているものもあります。

アルコールが入っているとはいえ、酔っぱらうことはないので体質的に飲めない人や色々な事情で飲めない人には重宝する飲み物なんですよね。

ノンアルコールビールのアルコール成分はほぼゼロに等しいですが、生産時の衛生管理がしっかりしているので、長い間保存しておくことができるんです。

保存しておける期間は未開封なら短くても1年は問題なく飲めます。

また、保存方法を守れば風味は少なからず落ちるものの、2年経過したあとでも飲むことができるんですよ。

ただ、美味しく飲むなら保存期間は1年を目安にしておくのが良いでしょう。

ビールやチューハイのようなアルコール飲料は常温より冷やして飲む方が美味しいので、冷蔵庫で冷やしながら保存している人は多いはずです。

もちろん常温保存もできますが、特にビールは冷えていた方がゴクゴク飲めますよね。

ノンアルコールビールも保存しておくのは常温でも冷蔵でも良いのですが、冷蔵保存の場合はちょっとした注意が必要なんです。

ノンアルコールビールはアルコール飲料と比較すると凍りやすいので、冷蔵庫内の特に冷える場所に置いておくと凍って缶が爆発する危険があります。

それなら冷蔵庫で保存するならどうしたら良いの？という人もいると思います。

そういうときは、チルド室や吹き出し口付近を避けて保管するよう注意してくださいね。

さらに、缶の入れ替えなどで頻繁に出し入れを繰り返すと味が落ちていってしまうので、冷蔵庫に入れたら飲むまで出さないようにした方が美味しく飲むことができますよ。

常温で保存する場合は、陽当たりが良い場所や蒸し暑い場所で保管していると中身が傷むので、床下や戸棚など涼しいところで保管しましょう。

ノンアルコールビールは比較的長い間保存できますが、賞味期限を過ぎてしまったものを飲むのはやっぱり危ないのか気になりますよね。

ポイントとなるのが「賞味」期限であることです。

賞味期限とは、保存状態によって差はありますが、「安全に美味しい状態で食べたり飲んだりできる」ことを意味します。

もうひとつ「消費期限」という単語もあって、これは「飲食するならここまでですよ」という最終期限のことを意味しています。

食べ物や飲み物は賞味期限を少し過ぎたからといって、直後に腐る、人体に影響が出る、ということはありません。

だいたい賞味期限から6ヶ月以内が安全に飲食できる限度と思ってください。

といっても保存環境によって美味しく飲める期間は短くなったり長くなったりします。

それに加えて賞味期限切れのものは消化器官が弱い人だと下痢や腹痛を起こす可能性もあるので、なるべく賞味期限が切れる前に飲んでしまうようにしてくださいね。

最後に飲めなくなったノンアルコールビールの活用方法について紹介します。

賞味期限が切れて少ししか経っていないものだと、捨ててしまうのは勿体ないので以下のもので活用してみてください。

天ぷらやフライの衣を溶くときにビールを少し足すと、炭酸のお陰でお店で食べるようなサクサクの仕上がりにすることができます。

使うのは少しなので味に影響もないですよ。

固いお肉やブロック肉をノンアルコールビールに浸けることで、柔らかいお肉に変身させることができます。

漬けるだけで味に影響がないのも安心ですね。

たとえばカレーに少し足すだけでいつもより美味しくなりますし、お好み焼きやたこ焼きの生地を作るときにちょっとビールを加えると、コクが出てより一層美味しくなるそうです。

チヂミなんかに混ぜても良さそうですね。

ノンアルコールビールにもビールと同じように甘味や苦味、酸味があり、料理自体の味は邪魔しないので色々なところで活用できそうです。