賞味期限切れのパン粉が余った!いつまで使って大丈夫?
コロッケや串揚げ、メンチカツの衣やハンバーグのつなぎなどによく使われるパン粉。
今挙げたようなお料理がよく食卓に並ぶご家庭であれば、常備している食材の一つでしょう。
最近のパン粉はすでにチャック付きの袋に入れて売られており、湿気たりカビたりする心配も昔よりは無くなりましたね。
しかし、パン粉は一般的に使える料理のレパートリーもそこまで多くなく、ハンバーグを作るために買ったものの他に使い道が考えつかずに困っている…
というお家も少なくないのではないでしょうか?中には、一回少量しか使っていないのに賞味期限が迫っているという方もいるでしょう。
開封したパン粉はいつまで安心してお料理に使えるのでしょうか?
また、大量に余ってしまったパン粉の効率的な消費方法も知りたいですよね。
今回の記事では、そんなパン粉の賞味期限や保存法について、そして賢いパン粉の消費方法をご紹介します。
ご自宅の余ったパン粉をどうしようか悩んでいるあなた、ぜひこの記事を参考にパン粉を無駄なく美味しく食べ切りましょう。
余ったパン粉は冷凍へ?賞味期限が切れそうなパン粉の保存法
まずはパン粉の賞味期限についてです。
市販のパン粉は乾燥パン粉と生パン粉に分けられます。
名前の通り、乾燥パン粉はサラサラと乾燥したもの、生パン粉は食パンをほぐしたようなしっとりとしたものです。
それぞれの賞味期限は、未開封の状態で乾燥パン粉は製造から半年程度、生パン粉は1ヶ月程度です。
開封前であれば、意外と長く保管することができますね。
しかし、一度開封してしまうとパン粉はどんどんと水分や周りの匂いを吸収してしまうのでできるだけ早く使い切らなければ風味が落ちたりカビの発生が起きたりしてしまいます。
開封後は、乾燥パン粉は1ヶ月、生パン粉は1週間を目安に使いましょう。
そこで困るのが、この記事で前述したように、使い道がなくて賞味期限を切らしてしまうということ。
例えば3〜4個のハンバーグを作るのに使うパン粉はわずか大さじ5〜6杯程度で、お得だからと大きめなサイズのパン粉を買ってしまうと開封したのにほとんど使わないまま、また保管することになってしまいます。
乾燥パン粉の賞味期限開封後1ヶ月も、意外とハードルが高いことに気づくでしょう。
そんな時、長持ちをさせる保存法として冷凍がオススメです。
冷凍保存であれば、乾燥パン粉は2〜3ヶ月、生パン粉は1ヶ月ほど日持ちを伸ばすことができますよ。
サラサラとした乾燥パン粉はそのまま袋の口を閉じて冷凍してもダマにならず、使う分だけ取り出すことができますが、生パン粉は水分が多く団子のように固まってしまってほぐせなくなる場合もあるので、あらかじめ固まりがないようほぐして冷凍しましょう。
保存の際はチャック付きのフリーザーバッグに入れると、密封もでき中身も見えて便利ですね。
フライ系をよくされるご家庭だと、平たいタッパーにパン粉を開けて、バッター液などで汚れた部分を取り除き冷凍庫で保管すると、また次の使用時にそのまま使えますので是非試してみてください。
余ったパン粉を大量消費!おすすめなのはフレンチトースト
長持ちさせる保存法もご紹介しましたが、それでもまだ「使いきれない!」という方が多いでしょう。
そんな時、ご家庭にある材料で簡単にパン粉を大量に消費できるレシピがあります。
パン粉はパンをほぐしたもの。
なので、逆にパン粉をパンに戻して焼いて食べてしまおうという発想の転換です。
おやつにも大活躍なパン粉を使ったフレンチトーストの作り方をご紹介します。
<材料>
- パン粉140g
- 砂糖30g(はちみつを使ってもヘルシーです)
- 卵1個
- 牛乳250cc
<作り方>
- 全ての材料をボウルに入れてよく混ぜる
- パン粉が馴染むまで10分ほど置く
- 形を整えてフライパンに乗せ、弱火で片面5分ずつ程度焼く
- 焼き目がついたら出来上がり
ホットサンドメーカーやワッフルメーカーがご自宅にある方は、そちらを使うと形も綺麗に仕上がりますよ。
食べてみると外は程よくカリッと、中はパン粉が水分を抱き込んでジューシー。
食パンで作るより短時間でしっかり液が染み渡って、思い立ったらすぐに作れます。
お好みの形や大きさで作れるので、お子様と一緒に作っても楽しいですね。
余ったパン粉から作られたとは思えない本格的な味で、コーヒーや紅茶にも合い、午後のおやつにもぴったり。
いよいよ使いきれない、というパン粉がお手元にある方は、是非すぐにでも試してみてください。
まとめ
メジャーな食材でありながら、意外と消費に困ることもあるパン粉。
ハンバーグやフライを作りたいけれど、どうせ余らせてしまうから…とちょっと手が伸びない人もいるでしょう。
しかし、男性やお子様に喜ばれるメニューによく使われているパン粉は、家にあれば献立に困った時にとても重宝します。
冷凍保存法やパン粉大量消費レシピを活用して、この機会に常備食材にして見てはいかがでしょうか。
また、裏技として必要な分だけ食パンを削ってパン粉にして使うという方法も実はあります。
年に一回だけどうしてもハンバーグが食べたいという場合や、本当に少量の揚げ物をしたい時などは、パン粉を買うよりもその方法で使いたい分だけパン粉を作り出すというのも食品を無駄なく使い切る賢い方法かもしれませんね。
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