シャンパン、ヴーヴ・クリコの賞味期限は？
クリコ夫人が作り上げ最高級シャンパンのヴーヴ・クリコ。
エリザベス２世も愛したといわれ、世界有数のシャンパンブランドです。
アルコールを作り上げるのは男性が多い中、女性であるクリコ夫人が作ったという稀有なエピソードと、繊細な中に力強さを感じる味わいが人気となっています。
ここでは、ヴーヴクリコの賞味期限を紹介します。
ヴーヴクリコには賞味期限が無い！？他のシャンパンは？
明確に何日とした期限は設けられていないのですが、未開封の状態であるならまだしも、一度開封したものは開けたその瞬間以上の味を堪能することはできません。
決して「永遠に美味しく飲めますよ」という意味ではありません。
開封してしまうと、アルコールも飛びますし、繊細な香りや風味が逃げてしまいますので、シャンパンを好む人たちの中では開けたらその日中が暗黙のルールのようになっているようです。
また、未開封の状態でも、シャンパンにや通常賞味期限は明記されません。
それは、アルコールが一定量以上のものは腐りにくい特徴があるので、メーカーも特に指定をしていないというのが一つ目の理由です。
スパークリングワインなどのほかのお酒も同様に賞味期限のないものが多く存在します。
また、二つ目の理由は、同じ日に製造されたものであっても、保存方法などにより賞味期限が変動する可能性が高いからです。
製造についてはのちほどご紹介しますが、シャンパンは非常にデリケートで、保存状態によっては１年も経たずに劣化してしまったり、適切な状態での保存であれば数年以上と、美味しく「飲める期間」を一概に定めることが難しい製品なのです。
では、いったいどのように保存すると、賞味期限が長持ちするのでしょうか？ヴーヴクリコなどシャンパンの保存には１０度前後の冷暗所が適しています。
ワインセラーが連想されますが、やはりシャンパンの保存もワインセラーで行うのがセオリー。
寝かせて保存するという点にもシャンパンのおいしさを守るための秘訣が隠されているのをご存知ですか？
飲食店などで、ずらっとワインセラーに並ぶお酒を見たことがある方の中にも、なぜ横に寝かせてあるのかは知らない方が多いのではないでしょうか。
その秘訣は、蓋となるコルクを乾燥させないことにあります。
ボトルを立てて保存すると、ボトル内の液がコルクに触れることはありませんので、コルクが乾燥した結果、少しずつサイズダウンしてしまい、できた隙間からは空気が入って酸化が始まってしまうのです。
また、温度変化や光の刺激を与えないようにするのもポイントです。
とはいっても、自宅にワインセラーがある場合は稀ですよね。
「冷蔵庫でいい？」と思う方も多いかもしれませんが、一時的には問題ないとしても、長期的な保存を前提とすると、冷蔵庫の温度は低すぎるので不向きです。
おおよそ冷蔵庫は通常４度の設定になっているので、ワインセラーとは全く別の環境なのです。
ワインセラーがない場合には、直射日光を避けて、１０度前後の場所にできるだけ横に寝せて保存するのがおすすめですよ。
シャンパンのヴーヴクリコ賞味期限内に夫人おすすめの方法でたしなんで♪
賞味期限が明記されていないものの、おいしく飲める時間は有限です。
とっておきに秘蔵しておくのも楽しみの一つですが、それを待つ間に期限が過ぎてしまっては残念ですよね。
シャンパンには賞味期限が設定されていないだけに、見分けるのが難しいですよね。
一般家庭で保存する場合には、長くても１年以内に飲んだ方が、劣化の心配がなく、おいしさをしっかりと味わえるようですよ。
ヴーヴクリコは非常に魅力のあるシャンパンです。
はじめに、グラスに注がれた際の音を楽しみ、その色味を目で楽しみ、ふわっと広がる香りを楽しみます。
口に含むと甘みや酸味などの味わいと、泡がはじける感覚とで、五感を満足させられるようなシャンパンです。
ヴーヴは未亡人を意味する言葉で、クリコ夫人は２７歳の時に旦那を亡くし、未亡人となっています。
結婚相手はブドウ畑を持っていたのですが、彼亡き後、彼女は一人でシャンパン作りと経営者を担うことになったのです。
そんな彼女の想いの詰まったヴーヴクリコは、その品質の高さにこだわりぬかれ、エリザベス２世に気に入られたことをきっかけに王室御用達として世界で名をはせ、今の地位を気づき上げたのです。
寝かせすぎには気を付けて！高級シャンパンのヴーヴクリコ
彼女の想いと、品質へのこだわりから誕生したヴーヴクリコ。
その味わいを最大限に感じ取れるよう、ぜひ五感で楽しんでみてくださいね。
賞味期限が無いからと寝かせすぎると味が落ちてしまうので気を付けましょう。
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