ビスコッティの保存方法は常温・冷蔵庫・冷凍庫?
ビスコッティはイタリア中部トスカーナ地方の伝統的なお菓子。
ビスコッティとは、「2回焼く」という意味が語源の、クッキーのような、かたい歯ざわりのお菓子です。
生より良く焼くほうが好きなイタリア人が、小麦粉の味と香りを最大限に引き出した、歯ごたえのある香ばしいビスコッティ。
ビスコッティはあまり日本ではなじみのないお菓子ですよね。
スーパーでよく見かけるような、工場でつくられたクッキーやビスケットとはちがい、ケーキ屋さんで作って売っているような、手作りしたものが多いです。
今回は、工場などで作られたものではなく、手作りやケーキ屋さんなどで作って売られているものを対象に、賞味期限をしらべてみました。
ビスコッティはどのくらいもつのか?
ビスコッティをおいしく食べることができる期間は10日ほど。
ビスコッティは、1度焼いた後食べやすく切ったあと、もう1度焼いて水分を飛ばしているので、けっこう保存がきく食べ物です。
湿気にとても弱いので、保存するときは、乾燥剤(シリカゲルなど)を入れて、密封できる入れ物に入れて保存しましょう。
常温で保存できます。
とはいえ、基本的に手作りのお菓子には、保存料がはいっていません。
そこが良い点でもあるのですが、保存料入りや衛生管理がされているお菓子は、開封しなければ少なくとも2~3カ月もつのに対し、ビスコッティなどの手作りお菓子は、長い間保存するようにはできていません。
雑菌が入らないように徹底的に管理された工場でつくられていないため、雑菌がどうしても入ってしまうのが、日持ちがしにくい原因です。
ビスコッティは冷蔵庫でおいしく保存できる?
冷蔵庫の野菜室などに入れると、おいしく保存できますよ。
ビスコッティの保存には、できるだけ温度変化の少ない、冷暗所で保存するのがベストです。
冷蔵庫に保存することのメリットは、温度変化がないことと、日の光が当たらないこと。
バターの風味や味が、温度変化のある常温よりは長持ちします。
とくに野菜室は3~8℃なので、低すぎず高過ぎず、ちょうど良いのです。
とくに日本の暑い夏は、ビスコッティにとっても過酷な環境です。
乾燥材を入れて密封できる入れ物に保存しましょう。
ビスコッティは冷凍庫で保存するとどのくらい保存できる?
ビスコッティは冷凍庫へ保存すると、1カ月ちかく保存できます。
ビスコッティは、もちろん冷凍庫で凍らせて保存しても、長くおいしく保存することができます。
乾燥材といっしょに、密閉できる容器へ入れて、冷凍庫へ。
食べる時は、冷凍庫から出して自然解凍しても、そのまま食べても、ひんやりとおいしい食感になります。
トースターで少しあたためると、もっと香ばしく、おいしくなります。
ビスコッティのおいしい食べ方
ビスコッティはオーブンで2回焼いているため、歯ごたえがあり、かたいお菓子です。
小さなお子さんや、歯が弱い人は、すこし食べるのが大変です。
そんなときは、ビスコッティを飲み物にひたして食べるとやわらかくなり、たべやすくなります。
コーヒーや紅茶、ミルク、ココアなど何でもあいますよ。
この方法は、イタリアでもおなじみの食べ方で、食感のちがいが味わえます。
本場では、甘いワインにひたして食べることも。
大人ですね。
おやつとしてだけではなく、朝食にも、お酒とともに食べることもできます。
常温で保存でき、いつでも食べることができるビスコッティ。
バッグに入れておき、小腹がすいたらパクリなんてこともできますね。
いろいろな食べ方を試してみてはいかがですか?
ホットケーキミックスを使った簡単ビスコッティのレシピ
ホットケーキミックスを使えば、分量を計る作業がなくなり、混ぜて焼くだけで簡単にビスコッティが作れますよ。
材料
- ホットケーキミックス100グラム
- 卵1個
- シリアルやナッツ、チョコチップなどお好みの量作り方
作り方
- 卵、ホットケーキミックスを入れ、混ぜる。
- ナッツ等の具を混ぜる。
- 10センチ幅の太さ、1センチほどの厚さのかたまりにする。
- オーブン180℃で20分程度焼く。
- 取り出したら1センチくらいの幅に包丁でカット。
- 切った面を上にして、もう1度150℃のオーブンで10分焼く。
- ひっくり返して同じようにもう1度焼く。
完成です。
混ぜる具はナッツ類、ドライフルーツ、チョコがおすすめ。
水分の多い素材を入れるとやわらかくなり、日持ちしません。
ビスコッティを手作りするときに注意すること
ビスコッティを手作りするときは、手洗いを徹底し、手袋やマスクをしたり、アルコール消毒をしましょう。
雑菌が入らないように対策をすれば、よりいたみにくくなります。
特に人にあげたりする場合は、病気を予防するという意味でも、こまめに除菌するように気を付けましょうね。
まとめ
ビスコッティは2度焼きしているので、水分が少なく、かたいお菓子です。
なので、手作り菓子のなかでも比較的日持ちするのです。
常温で10日ほど持ちますし、冷蔵庫にいれておけばさらに味や風味が落ちにくくなります。
冷凍庫で凍らせて保存すれば、1カ月ほどもちます。
ビスコッティのかたさも、コーヒーなどの飲み物にひたして食べれば、やわらかくなり、おいしくいただくことができます。
まだ食べたことがない、という方もいると思いますが、お菓子屋さんで購入したり、自分でも意外とカンタンに作ることができます。
イタリア伝統の便利でおいしいお菓子。
ぜひ味わってみてくださいね。
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