焼き菓子の賞味期限は?手作りと市販の違いとは?

2021年6月16日

クッキーやビスケット、スコーンにマフィン…お茶うけにぴったりな焼き菓子。

生クリームを使ったケーキやゼリーといった生菓子に比べ日持ちもするので、お土産や贈り物によく使われます。

ご家庭で簡単にできるレシピも豊富で、手作りおやつとしても人気です。

頂きものでも生菓子のようにその日のうちに食べなければ…
ということもないので、少しずつ食べたり、またそのうち食べよう…
としまっておけるのは便利なのですが、いざ食べようと思って見てみたら賞味期限が切れていた…
なんて経験はありませんか?

また、市販品は賞味期限の記載がありますが、お家で作った焼き菓子はいつまで食べていいのかというのも悩みがちなポイントだと思います。

今回はそんな焼き菓子の賞味期限や、手作りスイーツの最適な保存法などをまとめてみました。

ちょっとした贈り物にもぴったりな焼き菓子、市販品も手作り品も美味しく安全に楽しめるようにぜひ参考にしてみてください。

焼き菓子の一般的な賞味期限!手作りと市販の違いとは?

焼き菓子というとクッキーやスコーン、マドレーヌやパウンドケーキなどが主に思い浮かびます。

焼いているお菓子は水分量が少ないため、クリームが入ったものやフルーツを使ったスイーツに比べて賞味期限は長く、多少保存も効くようになっています。

市販品の焼き菓子の賞味期限は、サクサク系のクッキーなどのお菓子はおよそ1ヶ月、パウンドケーキやバウムクーヘン、マフィンといったケーキ系は10日〜2週間くらいが賞味期限の目安です。

あまり慌てて食べ切らなくてもいいので、お好きなタイミングに好きな量を食べられるのが嬉しいですよね。

市販品はやはり長めの賞味期限がありますが、お家で作った焼き菓子の賞味期限はどのくらいになるのでしょうか?

ホームメイドの焼き菓子はクッキー等で1週間、ケーキ系は3〜5日以内には食べ切るのが安全です。

同じ焼き菓子でも市販品と手作りでは結構大きな日持ちの差がありますね。

その違いは保存料などの添加物と徹底した滅菌状態での密封包装です。

市販品は厳しい品質管理のもと、菌が入らないようにパッケージされて売られています。

また、「酸化防止剤」「防カビ剤」といった保存料を使用することで品質の劣化も防いでいます。

手作り品はどんなに手を洗ったり手袋をして清潔に作っても、市販品の工場に比べるとどうしても衛生環境はかないません。

また、保存料も使わないので酸化やカビを防ぐ効果も付加できず、その結果市販の焼き菓子より日持ちも短くなります。

ですので、ご家庭で焼き菓子を作る際には、手作り品の賞味期限目安以内に食べきれる量を作ることが大切ですね。

手作り焼き菓子の保存方法!より日持ちさせるには?

手作りの焼き菓子が市販品に比べて賞味期限が短いことをご説明しました。

しかし、もし生地を作って焼いてみたら思ったよりもたくさん出来上がってしまったり、贈り物で思わぬ量の手作りお菓子を頂いてしまったりして、なかなか食べ切るのが難しい場合はなんとか日持ちを伸ばすことはできないのでしょうか?

また、市販品にしても一度開けたり空気に触れた焼き菓子は湿気や雑菌に晒されるため手作り品と日持ちがほぼ変わらなくなります。

個包装のものなら多少安心ですが、お得な大袋入りの焼き菓子は手作り品と同じく保管に困ってしまうかもしれません。

そんな時に便利な焼き菓子の保存方法をご紹介します。

①冷蔵で保存

そこまで日持ちを延長しなくていいときは冷蔵庫がお手軽です。

焼き菓子が乾燥しないように保存袋やタッパーに入れたり、ラップに包んで冷蔵庫へ。

プラスで2〜3日は保存ができます。

②冷凍で保存

すぐに食べられない分は実は冷凍保存もできます。

クッキー系は一度に食べきれる量ずつ、ケーキ系は一切れや一つずつラップで包み、できるだけ空気に触れないようにチャック付き保存袋に入れて冷蔵庫へ。

元々の賞味期限よりもプラスで2週間〜1ヶ月ほど保存できます。

食べる時には冷蔵庫に移して自然解凍すると風味も落ちることなく美味しく食べられます。

焦って電子レンジにかけてしまうと水分が抜けてパサパサになったり、風味が落ちたりするので、時間をかけてゆっくり解凍したほうがいいでしょう。

パウンドケーキやスコーンなどは、解凍後に少しオーブンやトースターで焼くと、できたての美味しさが戻ってきますよ。

もし、手元に来た時点で食べきれないと判断できる量の焼き菓子であれば、迷わずすぐに小分けにして冷凍してしまいましょう。

できるだけ早めに処理を行ったほうが新鮮な状態で保管できるからです。

焼き菓子を最後まで美味しく楽しむために、ぜひこの保存法を試してみてください。

まとめ

焼き菓子の賞味期限や保存の方法についてご紹介しました。

手作りの焼き菓子は日持ちはあまりしないものの、材料も自分で選べ添加物も入っていないのでお子様にも安心です。

また、自分で作ることでカロリーや脂質の調整も簡単なので、ダイエット中や食事制限中の間食にも向いていますし、一回の量ずつ小分け冷凍保存することで食べ過ぎも防げますよ。

市販品の焼き菓子も贈り物の定番ですが、日持ちはしても意外と消費に困ったりするもの。

たくさん頂いて余ってしまった場合はぜひ冷凍保存も併用して無駄なく食べ切りたいですね。

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