ビシソワーズは冷蔵庫保存でどのくらいもつ?冷凍ならどうなる?
ビシソワーズとは、ジャガイモの冷たいポタージュのことです。
夏の暑い日などにつめたいビシソワーズは格別。
飲むとさっぱりしていてコクがあって、まっしろいさわやかなスープです。
じつのところ、あたたかいポタージュを冷たくしたものが、ビシソワーズです。
材料は同じなんですよね。
高級なフランス料理のイメージですが、意外とカンタンに作れますよ。
とはいえ、パパっとすぐに作れるという料理でもないので、たくさん作って保存しながら、食べたいときに食べられたら、とても便利なんですよね。
そこで気になる、ビシソワーズを冷蔵庫で保存すると、どのくらいもつのか?
気を付けることは?ほかにも、冷凍庫保存の方法、カンタンなレシピなどもご紹介します。
ビシソワーズは冷蔵庫保存でどのくらいもつの?
ビシソワーズを冷蔵庫で保存した場合、遅くても3日で食べてしまったほうが良いです。
味が落ち、風味もどんどん落ちてしまいます。
ビシソワーズは主にジャガイモとねぎ、牛乳と生クリームでできています。
ジャガイモなどの穀物類はいたみやすいといわれています。
乳製品は、ジャガイモよりさらにいたみやすい食材ですから、あまり保存ができません。
冷蔵庫で3日保存できるとはいえ、できるだけ1日で食べきることをこころがけることをおススメします。
ビシソワーズを常温で置いておくとどうなる?
常温で置いておくと、6時間もすれば味やにおいが変わり、細菌が急速に増えて、毒素をだすようになります。
これが食中毒の原因で、腹痛、下痢の症状があらわれます。
特に夏場は、3時間と待たずにいたみますので、すぐに冷蔵庫へ保存しましょう。
つめたいスープなので、なんとなく腐りにくそうなイメージ、と思われるかもしれませんが、決して常温で長時間置いておいてはいけません。
少し食べてみて、味がすっぱく感じたり、いやなにおいがしたり、発酵が始まって泡がたくさん出てきたり…。
すこしでも異変を感じたら、食べずに捨ててしまいましょう。
もったいないですが、健康にはかえられませんよ。
ビシソワーズを冷凍して保存してみるとどうなる?
煮込んで、ミキサーでペースト状にして…と、時間と手間のかかるビシソワーズですが、まとめて作って冷凍しておけば、手間がはぶけ、節約にもなりますよ。
作り方(およそ2人分)ジャガイモ2個タマネギ半分固形のコンソメ1個を鍋にいれて、材料がひたるよりは少な目の水で煮込みます。
やわらかくなったら、ミキサーなどでペースト状にします。
タッパー、フリーザーパック、製氷皿などを使って、小分けして、冷凍庫へ。
少し味付けが濃いと感じても、大丈夫ですよ。
温める時に味をととのえられます。
味付けをしないでおけば、離乳食にも使えます。
解凍するときは、鍋で火にかけで加熱するか、レンジで温めて解凍します。
牛乳を加えて、ちょうどよいとろみがついたら完成です。
いったん十分温めてから、冷やして食べてください。
温めるめやすは、75℃以上を1分間以上です。
食中毒の原因である細菌の繁殖をおさえられます。
また、鍋で加熱するとき、とろみのあるスープは、突然沸騰してはねたりするのでやけどしないよう、気をつけてください。
温めればポタージュになり、冷やせばビシソワーズになり、何ならカレーやシチューにいれてみても、おいしくなります。
さらに、これなら1カ月ほど保存できます。
とても便利で、使い勝手の良い野菜スープですね。
私はジャガイモとタマネギのほかに、あまっている野菜などもいれて冷凍していますよ。
白いカブやダイコンなどをいれれば、色も変わらず、きれいな白を保ったままのビシソワーズ、ポタージュができます。
ぜひためしてみてください。
ビシソワーズを1秒で食べられる裏ワザ
紙パックで売っているポタージュ、お手軽でおいしいですよ。
冷蔵庫へ入れて冷やせばビシソワーズになるので、冷蔵庫から出して1秒でビシソワーズを食べることができます。
冷蔵コーナーで売っていることが多いですが、開封前なら常温保存できるので、冷蔵庫に入れなくても保存でき、お手軽ですね。
手間をかけずに時短できて、おススメです。
ジャガイモを料理するときの注意点
ジャガイモの芽にはソラニン、チャコニンという毒素が含まれています。
食べると食中毒を起こす危険がありますので注意しましょう。
吐き気、下痢、おう吐、腹痛、頭痛、めまいなどをおこします。
芽の周りも多めにえぐりとっておきましょう。
毒素が含まれています。
ジャガイモは日に当たると緑に変色しますが、これにも毒があります。
そぎ取りましょう。
また、切ったジャガイモを水にさらすと、毒素が水に溶けていきますので、必ずさらすようにしてください。
ですが、とろみのもとになるでんぷんも流れてしまうので、軽くサッとさらす程度で大丈夫です。
それに、ジャガイモは冷蔵庫で保存してはいけません。
でんぷん質が糖に変化し、発がん性のある物質に変化する可能性があるのです。
いろいろと気を付ける点が多いジャガイモ。
じつは昔は食用ではなかったようです。
おいしいですが、注意点がいくつかありますので、気を付けて料理するようにしてくださいね。
まとめ
ビシソワーズは、冷蔵庫に入れて3日までで食べきりましょう。
いたみやすいので、当日中にたべることがおススメです。
常温で置いたままにしておくと、あっというまに腐ってしまうので、すぐに冷蔵庫へ保存し、食べてしまいましょう。
冷凍すると、長持ちしますし節約にもなって便利ですよ。
つめたいスープですが、いたみやすい食べ物です。
暑い夏に食べるととてもおいしいですが、気を付けて保存してくださいね。
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