じゃがいもは冷蔵庫保存ならいつまで大丈夫か?保存方法容器は何がいい?

2021年10月3日

じゃがいもの保存は、冷蔵庫ならいつまで?

じゃがいもの保存温度は、7~15℃。

保存は、風通しがよく、湿気がこもりにくく、直射日光の当たらない場所が適しています。

夏場は、外気も高くなるため、じゃがいもの保存には適していません。

したがって夏は、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

野菜室なら、2か月ほど保存が可能です。

じゃがいもの保存方法は、冷蔵?冷凍?

じゃがいもの適した保存温度は、7~15℃なので、温度が低すぎても傷みが早くなります。

冷蔵庫の庫内は、0~5℃程度ですが、冷蔵庫の野菜室は、5~10℃ほどの環境ですので、冷蔵保存ならば、野菜室保存が適しています。

まずは、じゃがいもが乾燥しないように、新聞紙で包みます。

それをポリ袋に入れて軽く口を閉めて保存します。(ポリ袋の口を固く締めて密閉してしまうと、湿気がこもってポリ袋の内側に水滴がつき、それが再びじゃがいもについて、傷みが早くなってしまいます。)

じゃがいもは、冷凍保存にはむきません。

含まれる水分が凍ってしまい、解凍する時に抜け出して、スカスカになってしまうからです。

食べる時も、もそもそして美味しくありません。

また、生のじゃがいもは0℃以下で保存すると、デンプンが破壊されてしまい、味が大きく落ちてしまします。

冷凍保存したい場合は、マッシュポテトにしてから保存するといいでしょう。

マッシュポテトが冷めたら小分けにして、平たく正方形に伸ばしてラップで包み、冷凍保存袋に入れて保存します。

食品の冷凍で大事なのは、いかに早く冷凍するかですが、そのためにも保存する際は、保存する食材を薄く平らにしてラップで包みます。

こうすると、すばやく均一に冷凍することができます。

そしてさらに保存する際は、保存袋に空気が残らないように、しっかりと空気を抜くことも大切です。

空気は熱伝導率が低いので、たくさん入っているとその分、中の食材が冷えるのにも時間がかかります。

急速急凍させるためには、しっかりと空気を抜いておくことも大事なのです。

保存は1か月ほど可能です。

解凍する場合は、冷蔵庫に移して6~8時間ほどかけてゆっくりと自然解凍して、料理につかってください。

でも、そんなひと手間をかけずに、生のじゃがいもを冷凍保存したいという方もいるかと思います。

まずは、じゃがいもをお好みの形(一口大、細切り、輪切り、くし形)にカットします。

(ただし、炒め物に使う場合は、細切りがいいです。火の通りが早く、じゃがいものシャキシャキ感が残ります。)

次に、じゃがいもを5~10分ほど水につけ、アクを抜きます。

水にさらすことでじゃがいもの苦みやえぐみがやわらぎます。

水気をキッチンペーパーなどでしっかり拭き取ります。

しっかり水気を拭き取ることで、冷凍した時に、じゃがいもがくっつくのを防ぎます。

冷凍保存袋に入れ、空気をしっかり抜いて密閉したら、冷凍庫へ入れます。

じゃがいもどうしがくっつかないように、じゃがいもがそこそこ冷凍状態になったら、じゃがいもを軽くたたいてばらして冷凍しましょう。

こうして冷凍したじゃがいもを実際に使うときは、まずはゆでるか蒸し煮にします。

そうすると、違和感なく食べることができます。

同じ要領でじゃがいもを丸ごと冷凍してみたら、どうでしょうか。

解凍方法に注意すればじゃがいものホクホク感を失わずに美味しく食べることができます。

ラップで包んだままの冷凍じゃがいもを耐熱容器にのせて、中くらいのじゃがいも1個分(100~150g)なら、300Wの電子レンジで両面を4~6分ずつじっくり加熱します。

そうすることで、じゃがいもの甘みが一層引き立ち美味しく感じられます。

解凍したら、自由にカットして、色々な料理につかえます。

じゃがいもの保存容器は何がいい?

じゃがいもは湿気が多いと腐りやすくなってしまいますので、土をよくはらって、ダンボール箱や麻袋、紙袋などにいれて、または新聞紙などに包んで保存しましょう。

ここでおすすめなのが、100円ショップで売られているジュートベジタブルストッカーです。

ジュートとは、麻の一種で黄麻という繊維から作られる自然素材です。

ジュートは焼却しても有害物質を出さないし、土に埋めるとバクテリアによって完全分解されるので、環境にやさしい素材です。

食べ物を入れる袋として、とても安心です。

ジュート袋は、布目がざっくりしていて風通しが良いので、湿気を嫌うじゃがいもの保存に適しています。

土がついたじゃがいもを入れても汚れが気にならず、しかも丈夫なので、無造作にじゃがいもを放り込んでも平気です。

また、リンゴといっしょに保存すると、りんごから出るエチレンガスがじゃがいもの発芽を抑制してくれるので、長持ちすると言われています。

また、土に埋めて保存する方法もあります。

秋に採れたてのじゃがいもを購入したら、じゃがいもを入れるために、深さ30cmくらいの穴を掘ります。

そこにじゃがいもをゴロゴロと入れ、土を山盛りになるくらいかけます。

越冬したじゃがいもは、糖度が増して、さらに美味しくなると言われていますので、食べるのが楽しみです。

ただ、気温が高くなってくる春は、掘り返してからしばらくすると、芽が出てきますので、1か月分くらいの量を保存するのがいいと思います。

最後に

じゃがいもを保存している時に気になるのが、発芽ですよね。

芽には、天然毒素の一種であるソラニンやチャコニンという成分が多く含まれていると言われています。

芽が出てしまったら、必ず芽と芽の周りの部分は、カットしてください。

加熱しても毒素はなくなりません!特にお子さんが食べる場合は、十分に注意するようにしてください。

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