ムール貝の冷蔵庫での保存方法は冷蔵?冷凍?
ムール貝ってフランス料理や地中海料理のお店で食べるイメージが強いという方も多いのではないでしょうか?
アサリやハマグリなどはおなじみですが、ムール貝は家庭料理としては、食べる機会がなかなかないかもしれませんね。
実は、日本でもムール貝は比較的手に入れやすく、古い時代から食用とし用いられているんですよ^^
北海道から九州まで各地で収穫されており、広島、宮城、愛知、三重などが主な産地になります。
市場に出ているムール貝の多くは養殖されたものや、牡蠣の養殖の副産物として獲れたものです。
春から夏にかけてが旬の季節になりますが、全国的に漁獲されているので通年市場に出回っていて、安価で手に入りやすい食材と言えます。
ムール貝は、生食には不向きなので加熱調理して頂くのが一般的です。
ムール貝には、岩に張り付くための糸のような「足糸(そくし)」という屑が付いていて、これを調理する前に取り除かなければなりません。
日本酒やワインで蒸したり、焼いて食べるのも美味しいですし、出汁もよく出ますのでお味噌汁やブイヤベース、パエリアなどにも最適です。
そんなムール貝の保存方法や、どれくらい日持ちするのか、などの疑問について調べてみました。
ムール貝は冷蔵庫で上手に保存すれば4~5日は持つ
生のムール貝が手に入ったら、すぐに調理して食べるのがいちばんですが、そうはいかない時もありますよね。
どうすればムール貝を数日の間、保存しておくことができるのでしょうか・・・?
ムール貝は生ものなので、常温保存というわけにはいきませんよね。
もちろん、冷蔵庫での保存ということになるのですが、それにはいくつかの気を付けるべき点があります。
ムール貝を密閉容器に入れたり、水を与えたりすると窒息して死んでしまう可能性が高いのです。
また、乾燥させてしまうと呼吸ができなくなります。
ですので、水を与えず尚且つ乾燥させない、ということがポイントになります。
セラミック製の容器かガラスのボウルにムール貝を入れて、氷水で冷やした濡れタオルやキッチンペーパーをかぶせた状態にし、冷蔵庫で保存するのベストなようです。
うまく保存できれば、4~5日間は生きたまま、保存することができます。
しかし、冷蔵庫での保存は条件をそろえるのがなかなか難しく、日が経つにつれ弱っていきますので、できるだけ早く調理してしまいましょう。
ムール貝は冷凍保存には不向き
長期間保存したいなら、冷凍保存すれば良いんじゃない?と思いますよね。
ですが、ムール貝はアサリやハマグリなどと違って冷凍保存には向かない貝です。
殻付きのまま、冷凍保存すると死んでしまうので食べられなくなってしまいます。
冷凍して長期保存したいのであれば、蒸した後、殻から出してエキスたっぷりの煮汁と一緒にジッパー付きのフリーザーバッグに入れて冷凍室で保存してください。
必ず粗熱を取ってから、できれば急速冷凍します。
冷蔵庫に急速冷凍機能がついている場合は、そちらを利用するのがおすすめです。
急速冷凍機能がない場合は、100円ショップなどで購入できる金属トレイの上に置くと素早く冷凍できますよ。
それもなければ、アルミホイルで包んでから冷凍するのも〇です。
すでに加熱済みなので、使う時は自然解凍でも流水解凍でも、凍ったままパスタやスープ、パエリアなどにも使用できます。
手軽に美味しくムール貝を味わう方法
生のムール貝を保存したり、調理したりするのはなかなか手間のかかるものですよね。
「食べたいけど、手間がかかるなぁ・・・」そう思って躊躇していた方もご安心ください。
ムール貝を簡単でおいしく食べることができる便利な商品もあります。
生のムール貝を殻付きのまま自分で冷凍保存するというのは、かなり難しいのですが、業務スーパーやコストコ、またネット通販サイトなどでは、殻付き冷凍ムール貝がたくさん販売されています。
こういった商品は、すでに「足糸(そくし)」を取り除く下処理も味付けもされていますので、すぐに調理ができて大変便利です。
業務スーパーの冷凍コーナーで売られている「殻付きムール貝」は、パッケージの袋のまま、レンジでチンするだけで、白ワインにも日本酒にもぴったりのおつまみが一品出来上がる優れものです。
もちろん、パスタやパエリアの具としてもおすすめです。
これひとつで、一気にゴージャスでおしゃれな一品になりますよ。
そしてコストコで売られている「調理済ムール貝」もおすすめです。
もちろん下処理済みで、バターガーリックで味付けされているので、簡単に調理できます♪
「フライパン」・「電子レンジ」・「ボイル」での調理が可能です。
どれも簡単なのでパスタやパエリアだけでなく、いろいろなアレンジメニューにチャレンジしてみるのも良いですね。
その他にも、さまざまなネット通販、イオンなどでも冷凍ムール貝は販売されていますので、お好みの商品を見つけてみてはいかがでしょうか?。