ザッハトルテの冷蔵庫での保存方法は?冷蔵?冷凍?
ザッハトルテはチョコレートケーキの中でも、濃厚な味わいが魅力のウィーンの代表的なスイーツです。
アプリコット(あんず)ジャムをたっぷりと使用しているのが大きな特徴です。
ザッハトルテは、とても濃厚なチョコレートが特徴で、長持ちしそうなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
実際は、どんなケーキでどれくらいの期間おいしくいただくことができるのか、調べてみました。
ザッハトルテの冷蔵庫での保存方法は?
チョコレートケーキの中でも日持ちの良いザッハトルテですが、どのような保存方法が最適なのでしょうか?
夏の暑い時期以外の季節であれば、常温保存が可能なので日の当たらない風通しの良い場所で保存するのが良いです。
16℃から18℃くらいの室温がベストなようです。
ただし、手作り品と市販品では、やはり市販品の未開封のものの方が長持ちします。
手作りのザッハトルテや、お土産用に作られたものではない市販品の場合は、冷蔵庫に入れたほうが安心かもしれませんね。
あまり長く冷蔵してしまうと乾燥しておいしさが半減してしまいますので、早めにお召し上がりになったほうが良いでしょう。
「冷凍保存して長く楽しみたい」という人もいるかもしれませんが、ザッハトルテは、元々常温保存で楽しむケーキです。
食感や味が落ちてしまう可能性がありますので、冷凍はあまりおすすめできません。
どうしても冷凍保存したい場合は、1回分ずつカットして1つずつラップに包んで冷凍室に入れましょう。
解凍するときは、冷蔵室に移しゆっくり時間をかけてくださいね。
ザッハトルテは長持ちするケーキって本当?
ザッハトルテは、とても日持ちの良いお菓子としても有名です。
ですから、お土産やプレゼントにも最適なケーキのひとつなのです。
とても高級感のある、高貴な印象をあたえてくれるケーキなので、大切な方への贈答品としてもおすすめですよ♪
本場ウィーンのお土産としても人気があり、サイズにも寄りますが、賞味期限は常温でもだいたい2~3週間くらいあります。
ただし、現地のカフェで頂くザッハトルテとは、若干レシピが異なります。
長期間の保存が効くように、甘みを強くしているようです。
基本のレシピが、「バターケーキにチョコレートアイシングのコーティング」ですから、長持ちするのも納得ですね。
少しパサパサした食感を感じるかもしれませんが、砂糖なしのホイップクリームを添えて食べると、軽い食感になり、一段とおいしく頂けること間違いなしです。
ザッハトルテと普通のチョコレートケーキは違う?
「ザッハトルテ」と聞いて、どんなケーキを想像しますか?
光沢のあるチョコレートでコーティングされた、おいしそうなツヤツヤのケーキですよね。
一般的に、そういった見た目のケーキ全般が「ザッハトルテ」と呼ばれることもあるようですが、実は、本来ザッハトルテにはちゃんとした定義があるんですよ。
ザッハトルテにはふたつの大きな特徴があります。
まず、生地はチョコレートを配合させたバターケーキを作ります。
そして、表面にはアプリコットジャムを塗ります。
スポンジを切り分けて、間にもアプリコットジャムを塗る場合もあります。
たっぷりのアプリコットジャムを使う、これがひとつめの特徴です。
ふたつめの特徴は、濃厚で厚みのあるチョコレートコーティングが施されていることです。
フォンダン(クリーム状のなめらかな砂糖衣の一種)やシロップをチョコレートと合わせて作ったチョコレーアイシングをたっぷりと生地全体にまとわせています。
このコーティングは、ただのチョコレートではないのですよ。
高級感のあるツヤツヤの見た目は、このチョコレートアイシングに秘密があったのですね。
ザッハトルテは、「フランツ・ザッハー」というオーストリア帝国の政治家の元で働く料理人見習いの手により、1832年考案され作り出されたケーキです。
とても古い歴史のあるケーキなのです。
ザッハーは当時、なんとまだたったの16歳だったそうです。
たまたま料理長が体調を崩していた時に、新しいお菓子の考案を依頼されたことがきっかけです。
このザッハトルテが大変好評で、見習いだったザッハーはその料理の腕を認められていきました。
このような古くからの歴史あるザッハトルテは、普通のチョコレートケーキとはちょっと違う、高貴なお菓子と言っても過言ではないですね!
ちなみに「ザッハトルテ」の「トルテ」の意味は、ドイツ語でまるい円すい状のスイーツ全般のことです。
ですから、ザッハトルテは円形のホールケーキ、またはそれを切り分けた形状で売られているのですね。
本場ウィーンのお土産用のものには、ザッハヴュルッフェル(ザッハキューブ)と呼ばれているミニサイズもあります。
小さめサイズをたくさん配りたいときは便利ですね。
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