れんこんを冷蔵庫で保存する方法はどうすればいい?

2022年3月5日

れんこんといえば、穴がたくさんあるおもしろい形の根菜です。

「穴の開いたれんこんさん」と歌われるほど、昔から親しまれている食材です。

煮物や天ぷらにして食べることの多い野菜ですが、ほくほくシャキシャキしておいしいですよね食物繊維もたくさん含まれていて、おなかにうれしい食材です。

れんこんは根菜ですし日持ちがよさそうですが、れんこんを冷蔵庫でじょうずに保存する方法は?実のところはどうか?

れんこんを長持ちさせる方法、れんこんはどのくらいもつのか、冷蔵庫や冷凍庫でどうやればおいしく長持ちさせられるか、をまとめてみました。

れんこんは冷蔵庫で保存するとどのくらいもつ?

スーパーなどで買ってきたれんこんは、切っていない状態なら水で軽くしめらせた新聞紙やキッチンペーパーなどでつつみ、ビニール袋などに入れて、冷蔵庫で保存しましょう。

7日ほどおいしく保存できます。

料理に使ってあまったれんこんは、ラップをはりつけて、切った部分に空気がふれないようにしっかりと包み、ビニール袋に入れたら、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。

れんこんは切った部分が空気にふれると、タンニンが酸化し、黒ずんでしまいますので、ぴっちりと包んでくださいね。

れんこんを冷凍庫で凍らせると保存するとどのくらいもつ?

れんこんで冷凍庫で凍らせると、1カ月ほど日持ちします。

下処理が必要ですが、使いたいときにパッと料理に使えるので、時短になってとても便利な保存法です。

この場合、れんこんを下処理しなければいけません。

れんこんの皮をむいて、お好みのかたちに切ります。

酢をすこし入れたれんこんがつかるほどの水に3分ほどつけ、あく抜きします。

そのあと、お湯でさっとゆでて、ざるにあげます。

冷めたらジッパー付きビニール袋に入れ、冷凍庫へ。

水分が残っていると、凍ったときにくっつくので、キッチンペーパーなどでふいてくださいね。

凍ったままサッと料理に使えて、便利ですよ。

れんこんを常温で保存するとどれくらいもつのか?

泥付きのものが手に入ったときは、泥つきのまま、常温の冷暗所で保存することができます。

2週間ほど保存できますよ。

泥が光や空気から守ってくれるので、泥は洗わずに保存しましょう。

水でしめらせた新聞紙やキッチンペーパーなどでつつみ、ビニール袋に入れて、日の当たらない涼しい場所で保存しましょう。

しかし、真夏の暑い時期は家に涼しい所なんてないですよね、冷蔵庫に保存したほうが安心です。

きれいに洗ってあるもの、カットしてあるものは、冷蔵庫へ。

れんこんを水につけて保存する方法?

切ったれんこんは水につけて保存する方法、というのもあります。

お好みの形に切ったれんこんをあく抜きするため、水につけたあとも、そのまま冷蔵庫へ保存しておけば、料理するときもまな板を汚さず、すぐに調理できますよ。

くさらないよう日に1~2度水を交換するようにすれば、1週間ほど保存できます。

れんこんを酢水につけて保存するとこんな違いが!

れんこんは変色しやすいので、カットしたあとに水にさらしてあく抜きをします。

このとき、れんこんはモチモチの食感になりますが、なんと、すこしだけ酢を入れた酢水につけたものは、シャキシャキとした歯ごたえになるのです。

サラダなどで使いたいとき、薄切りにしたれんこんを酢水につけておくと、さらに歯ごたえが楽しめますよ。

これは、れんこんに含まれるいうねばりのある成分に、酢が加わると、そのねばりがなくなってしまうので、モチモチのれんこんがシャキシャキとした歯ごたえになるのです。

科学的な作用によって、歯ごたえが変わってくるんですね。

シャキッとした歯ごたえを楽しみたいサラダや酢の物のときは酢水につけて、煮物や炒め物のときにもっちりとした食感を楽しみたいときは、水につけて。

料理によって変えると、よりおいしく食べられます。

この使い分けを知っているだけで、あなたも料理の達人に一歩近づけますよ!

れんこんの栄養を逃がさないレシピ

れんこんはビタミンCや食物繊維、タンニン、カリウムなど、体にとって必要な栄養がたっぷり。

これらの栄養を、あますところなくいただける調理法をご紹介します。

栄養をできるだけ逃がさない食べ方は、生で食べることです。

煮物などにすると、栄養が流れ出てしまいますが、生なら栄養が流れ出たり壊れることなく、まるまるいただけますよ。

生のれんこん入りスムージー

スムージーにしてフルーツと一緒に飲めば、土臭さも気にならず、生のれんこんをとることができます。

リンゴ、バナナ、レモン、はちみつ、ヨーグルトなどお好きなだけ。

いつもの自分のスムージーに生のれんこんを加えてみてください。

あまり味も香りもしないので、飲みやすいと思いますよ。

酢れんこん

れんこんの皮をむいて、スライサーを使って薄切りに。

酢水にさらします。

2~3分ほどで取り出し、キッチンペーパーなどで水気をふきましょう。

皿にならべ、1分間レンジで加熱します。

しょうゆなどにつけていただきます。

他にも、薄切りをマヨネーズにあえてサラダにしても、カルパッチョにしても、シャキシャキの食感が楽しめて、おいしいですよ。

れんこんの穴はなぜあいているの?

れんこんを切ると、穴がいっぱい開いていますよねこれはれんこんが、空気がない泥の中で育つため、この穴に空気をためて呼吸をしているのです。

おせち料理では、この穴で「先を見通す」ことができる、という意味をこめておせち料理に使われているのですよ。

おもしろいですよね。

まとめ

れんこんは空気にふれないまま育つため、乾燥が苦手です。

より長持ちさせるためには、水でぬらした新聞紙などでつつみ、ビニール袋へ入れ、できるだけ空気に触れさせないよう、冷暗所へ保存するか、冷蔵庫で大事に保存してあげてください。

冷凍庫で保存するときは、下処理をしてから凍らせれば、いつでも料理に使うことができて、便利です。

いろいろ工夫をして、長持ちさせて保存しましょう。

いつでもおいしいれんこんを味わえますよ。

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