スパイスの冷蔵庫保存はまちがった方法なの?

スパイスといえば世界中の料理の味が再現できて、料理の幅が広がる調味料です。

集め始めると止まらないですよね。

スパイスにはまって、たくさんそろえたのはいいのですが、すぐにめんどくさくなって飽きてしまって…。

気づいた時にはすでに賞味期限が過ぎていたり。

そんなことありませんか?毎日良く使いこなせていれば良いのですが、忙しい毎日で、結局いつもの味付けに戻ってしまいます。

いつ買ったかわからないようなスパイスが、台所のあちこちにゴロゴロしていませんか?毎日は無理だけど、時々使いたくなるスパイス。

香りをそこなわずに長く保存できる方法があれば、いつでも使えるのに。

そんなスパイスの便利な保存のしかた、使い方を調べました。

ぜひお役に立ててみてください。

スパイスを冷蔵庫に入れるのはまちがい?

夏場の暑い時期に、しけるからと、とりあえず冷蔵庫へいれていませんか?

スパイスは、冷蔵庫で保存するのは向いていません。

冷蔵庫で保存すると、スパイスの容器内に水滴がつき、スパイスの劣化やカビが生えたりしてしまう可能性が。

冷蔵庫から出して、使って、入れてとするたびに気温の変化により、ケースの中に水滴がついて、スパイスに湿気がついてしまいます。

冷蔵庫は、他の食材の出し入れもしょっちゅう。

スパイスにとっては、きびしい環境で、風味が劣化しやすいのです。

冷蔵庫へ保存するのはやめておきましょう。

スパイスは、乾燥させてある保存食品です。

空気に触れないように密閉して、冷蔵庫へ入れるより、温度変化の少ない棚の中や、冷凍庫などに保管しましょう。

さらに乾燥材のシリカゲルなどを入れたりすると良いでしょう。

スパイスは常温、または冷凍庫で保存するべき

いちばんおすすめなのは、冷凍庫で保存するやりかた。

常温でも大丈夫なのですが、スパイスの敵は湿気、高い気温、熱、太陽の光。

常温保存も、夏場の湿気や高い気温には少し心配ですよね。

冷凍庫なら、低温が一年中続き、冷蔵庫よりは温度変化も少な目。

スパイスを保存するにはぴったりの環境なんです。

なので冷凍庫保存が一番劣化が防げます。

温度が低温で安定していて、もちろん日も当たらないので、スパイスの味、香りが劣化しにくく長もちします。

密閉できるケースや、チャック付きのビニール袋などに入れ、空気に触れないように保存してください。

使うときも、解凍せずにそのまま使えるので、らくちんですね。

気を付ける点は、冷凍庫から出してしばらくおいておくと、霜(白い雪のようなもの)がついてしまうことです。

霜がついてしまうと、水分がついてしまい、しけてしまいます。

袋に入れて、空気を抜いた状態で保存して、使うときだけ取り出して、使ったらすぐに冷凍庫へ戻すようにしましょう。

いちいち冷凍庫に出し入れするのがめんどくさいと感じる人や、よく使うので、劣化する前に使い切れる。

という方は、常温保存でも十分ですよ。

スパイスを料理に使うとき、注意するべきこと

使うときも、湿気には注意です。

直接料理に振りかけないでください。

料理からでる湯気によってすぐに湿ってしまいます。

しけてカビがはえてしまうと、もう使えなくなってしまいます。

わたしも良くやってしまうのですが、湯気をあびないように、素早くかけてみたり、高い所からかけてみたりしたけれど、結局無駄でした。

十分注意して、スプーンなどで料理に加えたほうが長持ちします。

スパイスの賞味期限は切れても使える?

スパイスは、腐ったりしません。

未開封なら、賞味期限が過ぎていても使えます。

状態がよければ10年もつものもあるそうですよ。

とはいえ、スパイスは風味が命。

それがなくなってしまっては意味がありません。

賞味期限が過ぎてしまっているものは、すこし食べてみて、風味が感じられなくなったら捨ててしまうほうが良いです。

また、開封してしまったものは6カ月くらいまでが、おいしく食べられる限界です。

また、置く場所には気をつけてください。

使いやすいしオシャレだし、スパイスボトルは透明で、手の届くところに、という人が多いと思います。

しかし、スパイスを保存するという意味では、料理の熱や湯気が届かないところに、光が入らない入れ物にいれておくのが一番です。

長くおいしさを保つために、棚にしまうなどして、スパイスを大事に保管してあげましょう。

特にパウダータイプのものは、劣化が早いです。

できるだけ早く、使ってしまうことを心がけましょう。

まとめ

スパイスは、冷蔵庫で保存するのは向いていません。

おすすめなのは、冷凍庫で保存する方法。

空気に触れないようにして冷凍庫にいれておけば、何年ももちます。

また、常温保存でも大丈夫ですよ一緒に乾燥材のシリカゲルなどを入れたりすると、湿気をふせげます。

スパイスを使うときは直接料理に振りかけないよう、気を付けてください。

未開封なら、賞味期限が過ぎていても使えますよ。

ただ、風味がそこなわれている場合はおいしくないです。

料理が台無しになってしまうので、使わないようにしましょう。

長期保存が可能なスパイス。

できるだけ風味を長もちさせて、おいしい料理を作りましょうね。