ラフランスは冷蔵庫保存するのが正解?おいしい食べ方は?
ラフランスは、フランスが原産で、果汁がたっぷりな果肉は口当たりもよく、西洋なしの中でも一番の人気とされています。
しかし、あまり食べごろがわからず、扱い方も知らない人が多いので食べたことがない人もいるでしょう。
今回は、ラスランスの食べごろや保存の方法、おいしい食べ方などを紹介していきます。
ラフランスの食べ頃はどうやって見分けるの?
ラフランスは、熟しても皮の色があまり変化しないので、食べ頃がわかりにくいのが欠点です。
ラフランスが食べごろになると、香りが強くなります。
それに伴って、軸の周りの果肉部分の弾力が出てきます。
その後、軸がしおれて軸の周りにしわができ、お尻の部分に柔らかさが出てきた時が食べ頃になります。
ラスランスは、保存する時に温度が高ければ、早く熟すと言われています。
食べたい頃合いを見計らって、保存方法の工夫が必要になります。
ラフランスは冷蔵庫に保存すれば長持ちする?
先ほど書いたように、ラフランスは保存する時の温度が高ければ、早く熟します。
熟す前のラフランスは直射日光を避けて、常温で保存しましょう。
室温が15~20度程度が一番理想の室温と言われています。
その時、新聞紙で包むかビニール袋に入れるのがベストです。
そういう状態で保存した場合、1週間以内には食べ頃になりますので、頃合いを見て食べましょう。
もし、もう少し早めに食べたい場合は、ラスランスをリンゴと同じビニール袋に入れて保存しましょう。
リンゴはエチレンガスを出してくれ、その影響でラフランスが早く熟してくれるのです。
これによって、早めに効果が表れやすいので、食べ頃を見計らっていただいてください。
反対に、ゆっくり熟させたい場合は、完熟する前に新聞紙に包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫に保存しましょう。
これによって、ラフランスの乾燥を防ぎ、おいしく保存することができます。
くれぐれも、近くにリンゴがないように注意してください。
また、完熟したラフランスは、あまり日持ちしませんが、すぐに食べない場合は、ビニール袋に入れてから野菜室へ入れて、早めに食べきりましょう。
ラフランスは冷凍庫で保存できるの?
ラフランスは、冷凍保存してもおいしくいただける果物の1つです。
おいしく冷凍するために一番大切なコツは、完全に熟したラフランスを使うことです。
ラフランスは冷凍している間は熟成は進まないので、そのままの甘みで凍ってしまいます。
なので、一番おいしい状態のラフランスを冷凍する必要があるのです。
その熟したラフランスを半分に切って、サランラップに包み冷凍します。
この状態で冷凍保存すれば、食べるときは自然解凍し、そのままの大きさでシャーベットとして食べることができます。
また、少し手間をかけるならば、熟したラフランスの皮を剥いて、1口大に切った後、ジップロックなどの保存袋に入れておけば、食べたいときに必要な分だけ取り出して解凍し、シャーベットとして楽しむことができます。
冷凍したラフランスは、果肉がカチカチにならないので、解凍せずにそのまま食べても、上品な甘さを堪能することができるでしょう。
ラフランスのおいしい食べ方はあるの?
ラフランスなどの西洋ナシは、日本のナシよりも食物繊維が多く含まれており、腸の動きを活発にさせ、便秘の解消の効果があります。
また、鉄の吸収率を高めてくれる作用もあるので、貧血を防止する効果も得られやすい果物です。
そんなラフランスのおいしい食べ方は、やはりそのまま食べるのが1番でしょう。
リンゴと同じように皮を剥き、くし切りにする方法もありますが、熟したラフランスをつぶさずにおいしく食べる方法があります。
それは、ラフランスを半分に切って、スプーンで芯をくりぬいてから、そのまま果肉をすくって食べるだけです。
この食べ方で気を付けないといけないのは、ラフランスの皮がもろくなっているので、皮ぎわを食べるときに破ってしまわないようにすることです。
思いのほか、皮ぎわまでキレイにすくって食べることができるので、手を汚さずにおいしく食べることができます。
また、ひと手間をかけると、よりおいしくラフランスを味わうことができます。
ラフランスを半分に切り、皮を剥いて、1cm程度の幅に切ります。
切ったラフランスをお皿に盛り付け、レモン汁小さじ1/2を全体的に回しかけて、塩を少量パラパラと振ってかけて完成です。
レモンをかけることで、ラフランスの変色を防ぐだけでなく、ラフランスの味をレモンの酸味で引き締めることができます。
そして、少量の塩は、ラフランスの甘みを引き立てることができるので、是非試してみてください。
切ったラフランスは、できるだけ早めに食べきりましょう。
たくさんラフランスが手に入って食べきれないときは、コンポートにしておくものいいでしょう。
ラフランスを水と砂糖で煮るだけで簡単に作ることができますし、水の代わりにワインを使えば、ちょっと大人なコンポートが出来上がります。
仕上げに、シナモンやバニラビーンズを足してもいいでしょう。
今回はラフランスの食べごろや保存方法、おいしい食べ方などを紹介しました。
ラフランスはあまりなじみがないかもしれませんが、食べ頃や保存方法を参考にして、味わってみてください。
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