にんにくを冷蔵庫で上手に保存する方法について
にんにくには滋養強壮、スタミナアップ、疲労回復など、昔からさまざまな栄養が秘められていると言われていて、にんにくを食べておけば風邪なんてひかない!と言われることもあります。
最近の夏は気温の高い日が長く続く傾向で夏バテになる人が多くなっているでしょう。
残暑も長いのでなかなか暑さがひかないので身体が疲れてしまいますよね。
そこで、にんにくを食べて猛暑、残暑を乗り切れるようににんにくの上手な保存方法について見ていきましょう。
にんにくの長期保存は冷蔵庫が1番!
にんにくって、いざ料理で使いたいときに、家にない時ってありますよね。
そこで、このパワー豊富なにんにくをいつでも使えるように家で常備しながら、調理するときも面倒にならず、長持ちできる保存方法があったら知りたくないですか?
オススメの方法があるので、一緒に見ていきましょう。
冷蔵庫を活用
すれば2ヶ月の保存が可能!にんにくを冷蔵庫に入れずに常温保存すると知らないうちに芽が出てきたり、乾燥して萎れたにんにくになっていることありますよね。
また、あらかじめ皮を剥いておくと数日と持たずダメになったり・・・。
そこで使うのがどこの家にもある”冷蔵庫”です!冷蔵庫で保存すれば、にんにくをおよそ2〜3ヶ月は保存することができます。
冷蔵庫での保存のポイントは4つです!
- 薄皮を全部剥く
- 1かけらずつキッチンペーパーで包む
- 保存用のジップロックなどの袋に入れる
- 冷蔵庫の”チルド室”で保存する
この方法をやるだけで1週間程度の保存期間のにんにくが2〜3ヶ月に伸びます。
さらに、薄皮をむいているので取り出したらすぐに使えるため、料理に使うときも便利です!
なんでチルド室に入れるの?
保存するときにチルド室を使用するのはより鮮度を保つためです。
チルド室は0度付近の温度に設定されているので食品が凍結寸前の状態で冷却されます。
完全に凍ることはないので、解凍する必要もありません。
水分量の多い食材を入れる時は注意が必要ですが、にんにくの場合は水分が少ないので大丈夫です!
めんどくさがりさんは冷凍庫を使おう!
キッチンペーパーで包んだり、薄皮をむいたり、めんどくさい!!!
そんな人でも長期保存は可能です!それは冷凍庫を使う方法。
2種類あるので分けて説明していきます。
小見出し①1かけらごと冷凍庫で保存する方法薄皮の処理が面倒なときにはひとまず、皮付きでにんにくを1かけらごとに分けて、ジップロックなどの保存袋に入れてそのまま冷凍庫で保存しましょう。
いざにんにくを使うときには凍ったままで平気なので、根元部分を少し包丁で切り落としてから、皮をめくるようにして薄皮の処理を行いましょう。
あとは普段通りににんにくを使ってあげれば大丈夫です!
カットしてしまえばさらに便利に!
お次はもう一つの方法、カットしてから冷凍庫にドーンです。
カットして冷凍すると、冷凍した状態のまま使用することができるのでさらに面倒な工程が減って便利になります。
やり方は簡単
- まずは常温のにんにくの薄皮をむく
- カットする
- ラップの上にカットしたにんにくを並べる
- にんにく同士がくっつかないようにして冷凍庫に入れる
にんにくをカットするまでの手順が事前に必要ですが後々やることなので、そこは我慢しましょう。
気をつけるポイントは4.のにんにく同士がくっつかないようにラップで包むポイントです。
カットしたまま雑にラップで包むと、後々使用するときにくっついたにんにくを全て使わないといけなくなるのでここは几帳面に並べて包むようにしましょう。
しようする時は使いたい分だけを取り出してお鍋に入れたり、オリーブオイルに香りをつけるために使ったり、簡単に使うことができますよ!まとめいかがでしたでしょうか。
にんにくの場合は水分が多い食材ではないので冷凍しても、パラパラと崩れてしまうこともありません。
買ってきてから最初に少し手間ですが処理をしておけば簡単に使えるようになるので今回の方法を試してみて、夏バテから抜け出してください!
一度に大量のにんにくをむく際は手を洗いながらやると、痛みが走ることがありません。
覚えておくと良い豆知識です!
にんにくパワーを侮るな!
にんにくが歴史的に初めて確認されたのはおよそ6000年前古代エジプト王の墓からにんにくの模型が発見されたのがはじめだそうです。
にんにくのいろんな効能を紹介します。
疲労回復と滋養強壮
にんにくといえばこのイメージじゃないですか?
この2つの効能が代表的なにんにくのイメージだと思います。
にんにくに多く含まれている栄養素が2つあります。
- ビタミンB1
- スコルジニンビタミンB1
が疲労回復に当たるもので、滋養強壮はスコルジニンという成分が影響しています。
スコル辞任は疲労回復と滋養強壮の両方に効くのでにんにくを食べてスタミナをつけるといった疲労回復のイメージが世間一般的なイメージになったんだと思います。
また、にんにくが男性の精力を上げる効果があると言われることがありますが、これもスコルジニンの影響によって男性ホルモンが刺激されて、精力の増強につながるようです。
血行促進
血行促進に影響を与えている成分は「アリシン」です。
アリシンには血管を拡張、つまりは血管を広げる力があるので、より多くの血液が身体の中を流れるようになって結果的に血行促進が促されるという仕組みのようです。
一人ずつしか通れない通路よりも国道のような大きな道路の方がたくさん通ることができる。
この方がわかりやすいですかね。
また、アリシン以外にも血行促進に影響を与えている成分があります。
それは、「ビタミンE」です。
この2つの成分によって血行促進が刺激され、身体を回る血液の量が増えることによって冷え性の改善といった副次的な効果も得ることができます。
魔法のような効果ですね。
抗菌、殺菌作用
この話は知っている人が少ないのでは?18世紀のヨーロッパ。
ペスト(黒死病)の大流行によっておよそ7万人の死者が出たと言われていますが、この時にんにくがペストの感染を防ぐのに一役買ったのだと言われています。
にんにくの殺菌作用や殺アメーバ作用を応用したものでペストの流行から200年ほど経ったのちに医療応用に至るといった歴史があります。
にんにくは古くから食事だけではないいろんな顔を持つ食材だったんですね。
整腸作用
先ほども紹介した「アリシン」ですが、結構促進だけでなく、胃液の分泌を促して、胃腸を元気にしてくれる効果もあるようです。
食欲がないときに、にんにくを食べる習慣はないと思いますが、胃腸が弱っているときに少し料理に入れてやると胃腸の回復に効くようです。
で・す・が、食べ過ぎには注意してくださいね。
お読みいただきありがとうございました。
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