グリーンカレーの冷蔵庫保存で注意することは?
グリーンカレーをはじめ、カレー類は作り置きとして、多めに作ることも多いものです。
寝かしておくと、おいしさもアップするとも言われています。
そのため、つい多めに作ってしまいがちですね。
しかし、あまったカレーの保存方法に注意しないと、食中毒の原因になりやすいのです。
おいしいグリーンカレーのおいしさを保ちながら、安全に保存する方法を紹介していきます。
グリーンカレーを鍋のままの保存はアウト
青唐辛子の辛みとココナッツミルクの優しい香りが特徴のグリーンカレー。
青唐辛子を使っているので、特徴的な緑色をしています。
グリーンカレーは、青唐辛子のピリピリとした辛さがありますが、ココナッツミルクでその辛さをまろやかにしていて、爽やかな辛さが魅力的なカレーです。
一般的にカレーは、肉に下味をつけ、じっくりと玉ねぎをじっくり炒めてなど、意外と手間がかかるものです。
また、小鍋で作るよりも大きめの鍋で作ったほうがおいしいような気持ちにさせるのもカレーです。
さらに、一晩寝かすとよりおいしくなるといわれると、つい多めに作ってしまいがちです。
鍋に残ったカレーはまだ熱いため、他の食材に影響を考えると、すぐには冷蔵庫に入れられません。
あとで火を通せば大丈夫なはずと、キッチンに鍋を出しっぱなしにしている方もいるようです。
一般的なカレーよりグリーンカレーは青唐辛子などのスパイスも効いているから傷みにくいと思い込んでいる方も少なくないようです。
香りがいいので、傷んでいるかどうかは臭いでは分かりにくいのですが、カレーはウェルシュ菌が発生しやすいので注意が必要な食品なのです。
ウェルシュ菌は熱に強く、100℃の熱にも耐えることができるので、温め程度の加熱では死滅しません。
グリーンカレーを鍋のまま、常温で保存しておくことは、ウェルシュ菌の増殖を進めているようなものなのです。
鍋のまま、グリーンカレーを保存しておくことは食中毒の危険性が高まります。
絶対にやめて下さい。
グリーンカレーは冷蔵庫で保存するとき、どうすればいいの?
基本的に、グリーンカレーはその日のうちに食べきるのがいいです。
しかし、つい多めに作ってしまうのがカレーです。
グリーンカレーの保存の基本は、鍋から出し、小分けにし、密封し、冷蔵庫で保存することです。
温かいままだと、冷蔵庫に入れることもできません。
小分けにすることで、グリーンカレーの温度をすばやく下げることができます。
密封することで、グリーンカレーの香りが冷蔵庫内に充満することを防げます。
また、ウェルシュ菌は酸素が苦手なので、空気に触れる部分を大きくすることができ、ウェルシュ菌対策にもなるのです。
小分けにするときの量は、一人分ずつのほうが温めやすく、便利です。
密封する容器は、タッパーや耐熱性ガラス容器、ジッパーつき保存袋でも大丈夫です。
タッパーだとグリーンカレーの香りが残ってしまいます。
香りはついてしまうのが気になる方にはおすすめできません。
耐熱性ガラス容器は、そのままレンジで温めなおしもできるし、カレーのにおいもつきにくいので、便利です。
ジッパーつき保存袋はうすくなるので、保存しやすく、加熱するときも温まりやすいので、便利かもしれません。
それぞれ清潔な使い勝手のいい容器に移し替え、保存して下さい。
グリーンカレーを冷蔵庫で保存したとき、何日もつの?
冷蔵庫で保存したグリーンカレーは、2~3日は保存可能です。
しかし、できたら翌日には食べきったほうが安心です。
それ以上保存したい場合は、冷凍することをおすすめします。
冷凍では、2週間程度保存可能です。
冷蔵や冷凍で保存して、ウェルシュ菌が発生しにくい状態であっても、油断はできません。
食べるときもしっかりと加熱することを忘れないで下さい。
室温に慣らしてから加熱、常温での解凍は危険です。
冷たいまま、鍋に移し替えて加熱したり、レンジで加熱したりして、温めなおしして下さい。
手軽にグリーンカレーを楽しもうと、グリーンカレーペーストを使うこともありますね。
グリーンカレーペーストも封を開けたら、早めに食べきって下さい。
保存もグリーンカレー同様、1回分ずつラップに小分けして、冷蔵庫で保存します。
このほうが香りも飛びにくいです。
まとめ
グリーンカレーをはじめ、カレーは鍋でたくさん作ったほうがおいしいですね。
ついおかわりもしてしまうので、どうしても多めに作ってしまいがちです。
カレーは香辛料の風味がよく、鍋を開けただけでは傷んでいるかどうか分かりにくいことが多く、意外に食中毒の原因になりやすいです。
保存方法に注意して、グリーンカレーのおいしさを楽しめるようにしたいですね。
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