賞味期限切れの羊羹はいつまで食べられる?徹底解説
日常生活が忙しく、少しホットしたいな・・・と思った時、「温かいお茶と羊羹が食べたい」と思ったことはありませんか?私の家族は、夏になると母が水羊羹を手作りしてくれて、家族団欒で、美味しく頂きます。
家族で食べるならすぐに消費できるので良いですが、「ちょっとだけ食べたいんだよな・・・」と思った時、「余った羊羹どうしよう?」と悩まれる方もいると思います。
そんな方に向けて今回は羊羹の保存方法についてご紹介いたします。
種類によって違う羊羹の賞味期限
羊羹の保存方法をご紹介する前にまずは、羊羹の種類についてご説明します。
羊羹には大きく分けて3つの種類があります。
練り羊羹
練り羊羹は皆さんにとって最もポピュラーなタイプかと思います。
寒天を溶かして、小豆餡などと砂糖を混ぜて、羊羹船という方に流し込んで冷やして固めます。
寒天が多く含まれているため水分量が少なく、艶のある羊羹です。
水羊羹
水羊羹は練り羊羹とおなじ作り方ですが、寒天の量が少なく、水っぽさがあるのが特徴です。
カップや缶に入っていることが多いですね。
涼しげで喉越しがよく、夏になるとたくさん食べられる機会があるかと思います。
蒸し羊羹
蒸し羊羹は寒天ではなく、小麦等を使用して蒸して固める羊羹です。
蒸し羊羹は意外と歴史が古く、練り羊羹や水羊羹が主流になる以前からあったみたいです。
一般的に羊羹は和菓子の中でも賞味期限が長いですが、各製造業者によって設定基準が異なります。
ここでは一般的な賞味期限に対する考え方についてご説明しますので、詳細については各製造業者に問い合わせるようにしてください。
市販の未開封の羊羹に関しては、直射日光は避け、常温保存が一般的です。
冷蔵保存をしてしまうと硬くなり、さらに風味も落ちてしまうのでお勧めできません。
未開封の場合、小豆など餡だけなら賞味期限はおおよそ1年と言われています。
しかし、餡の中に栗や桜など具材が入っている場合の賞味期限は3週間から1ヶ月と短くなります。
なぜならば、具材から水分が出てきて腐りやすくなるからです。
また、水羊羹や蒸し羊羹は練り羊羹に比べて長期保存には向かないと言われています。
賞味期限切れ羊羹は食べられるか?
「そうは言っても羊羹が余ってしまったわ」という方もいるかと思います。
では、賞味期限が切れてしまった羊羹でも食べることはできるのでしょうか?結論、未開封で賞味期限が過ぎてしまった羊羹でも保存状態がきちんとされていれば、自己責任のもと、食べることはできます。
※あくまで自己責任ですよ(笑)
しかし、賞味期限が切れた羊羹は風味が落ちているため味は落ちているでしょう。
賞味期限が切れた羊羹でも食べられると言ってもある程度の限界はあります。
それは賞味期限の1.3〜1.5倍です。
賞味期限が2ヶ月ものならば90日程度過ぎても食べることは可能です。
1年は賞味期限を過ぎても食べることができるというお店もありますので、心配な方は購入されたお店に問い合わせてみると安心かと思います。
余った羊羹を食べられる期間を延ばす方法は?
羊羹を食べた後、余ったものは冷凍保存をすることをお勧めします。
羊羹は凍結する際に均一に固まらないため、保存期間を延ばすことができます。
※風味や食感は落ちてしまいますが、、、冷凍保存する際は、食べやすい大きさにカットして、断面がラップに密着する形で包みましょう。
さらに保存袋に入れて、空気を抜いて密閉できるとなお良いです。
解凍の方法は、常温解凍(自然解凍)がお勧めです。
または、冷蔵庫でゆっくりと解凍していくというパターンでも良いと思います。
まとめ
今回は羊羹の賞味期限についてご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?私は普段あまり羊羹を食べないですが、お正月に祖父母の家に帰省した時、家族揃って一本の大きな羊羹を温かいお茶とともに頂くことがあります。
その際は大人数で分けて食べているため残ることはあまりないですが、お土産とかで友人から羊羹をもらった時は、「この羊羹どうやって消費しよう」と頭を悩ませてしまうことがあります。(笑)
その際は、今回ご紹介した羊羹の保存方法を思い出していただき、なるべく空気に触れないように、密閉して冷凍保存をしてみてはいかがでしょうか?
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