ピオーネを賞味期限は?保存方法は冷蔵庫?冷凍庫?
ピオーネは見た目は巨峰と似ていて、大粒で甘い紫黒色をしているブドウがピオーネです。
スーパーや青果店の店先で見かけることも多いですよね。
カノンホール・マスカットと巨峰を掛け合わせて作られた品種で、高い糖度と適度な酸味を持ち、濃厚な味わいが特徴のブドウです。
果肉の締まりも良く、巨峰よりも実が落ちにくくて日持ちも良い品種なので、人気が高くなってきているようです。
そんなピオーネを少しでも長持ちさせるためにはどんな保存方法が最適なのでしょうか?
ピオーネについて、いろいろと調べてみましたので参考にしてみてください。
ピオーネの賞味期限はどれくらい?痛み具合はどう見分ける?
鮮度の高い、採れたてのピオーネは、粒が揃っていて張りがあります。
鮮度を見分けるには、ブルームと呼ばれる白い粉状のものが果皮に付いているかどうかもポイントです。
鮮度の高いピオーネには、ブルームが多く残っていて、これに比例して甘みも強いと言われています。
農薬と間違える人もいるようですが、ブルームには、水分の蒸発を防いだり、病気になるのを防いだりする役割があり、果実自身から出されている物質なので害はありません。
そして、軸が緑色をしていて実が落ちにくいものを選びましょう。
鮮度が落ちてくると、軸が茶色く枯れたような色に変わってしまい、実もポロポロと落ちやすくなります。
水分が失われてシワシワになってきているものは、かなり鮮度が落ちていますので、注意してください。
ピオーネは、同じ大粒のブドウである巨峰と比べても、長持ちする品種です。
傷んでいるピオーネはどんな状態なのか、以下のポイントをチェックしてみてください。
- 明らかにおかしな酸味を感じる
- 変な匂いがする
- カビが生えている
- シワシワになったり、ブヨブヨしていたりする
このような状態のものは、間違いなく傷んでいますので、食べないようにしてくださいね!
ピオーネは常温保存と冷蔵庫での保存、どちらがいいの?
フルーツの中には、常温で保存した方が良いものもあれば、冷蔵庫に入れて保存した方が良いものもあります。
せっかくおいしいピオーネを手に入れたのなら、正しい保存方法で長く楽しみたいですよね。
ピオーネに限らず、ブドウ全般は日持ちしないフルーツであり、収穫後に追熟するということもありません。
収穫後すぐに頂くのが、一番おいしく食べられるというわけです。
とは言え、たくさんあってなかなか食べられないこともありますよね。
少しでも長持ちさせるには、常温の涼しい場所か冷蔵庫の野菜室で保存するのが良いでしょう。
その日のうちに食べるという場合には、常温のスケジュール涼しい場所で保存し、食べる30分~1時間前に冷蔵庫に移して冷やすのがベストです。
ブドウはあまり長い時間冷やしすぎると、甘みが飛んでしまうことがあるためです。
房のままのピオーネを常温や冷蔵庫の野菜室で保存する場合は、ブルームが落ちてしまわないように、洗わずに新聞紙やキッチンペーパーで包みます。
ラップやジッパー付き保存袋などで乾燥しないようにします。
このようにして保存すれば、2~4日間くらいは日持ちします。
もう少し長持ちさせたいという時は、2~3mmの枝を残して一粒ずつばらします。
手でちぎると皮が避けてしまうので、キッチンバサミを使って丁寧に作業します。
少し手間はかかりますが、実に穴が開いて果汁が漏れたり、カビが生えやすくなる心配がありません。
保存容器にキッチンペーパーを敷き、一粒一粒、隙間なく並べていきます。
このようにして保存すれば、実の水分をキープできるため、一週間程度は持たせることができますよ。
ピオーネの味を長く楽しむための上手な保存法!冷凍保存はできる?
大量のピオーネを手に入れてなかなか食べきれない場合には、できるだけ長い期間おいしく食べられるように保存しておきたいですよね。
冷蔵保存よりも、もっと長く保存できるのが冷凍保存です。
常温や冷蔵保存の場合は、ブルームが落ちないように洗わずに保存しますが、冷凍保存する場合は、洗っておきます。
キッチンペーパーで水分をふき取り、冷蔵保存と同様に2~3mmの枝を残して一粒ずつにばらします。
これを保存容器やジッパー付きのフリーザーバッグなどに入れて冷凍室で保存します。
この方法で保存すれば、一ヶ月以上おいしいピオーネを楽しむことができます。
食べる時には、半解凍でシャーベット風にして食べるとシャリっとした食感が楽しめます。
もちろん、全解凍してもおいしく頂けます。
凍ったままおしりの方から流水を当てると、皮が常温よりも薄くツルっと剥けますよ。
食べ切れないほどたくさんの量があるのであれば、ぶどうジュースやブドウジャムにするのもおすすめです。
ケーキなどのトッピングに使ったり、ゼリーやムースなどのスイーツ作りに使うのも良いですね。