山芋の保存方法は常温・冷蔵庫・冷凍庫のどれが良い?
山芋といえば、ねばねばが特徴のイモ。
とろろにしたり、短冊切りにしてかつお節をかけた料理がおいしいですよね。
お好み焼きの生地にいれたりもします。
意外と使い道がある山芋ですが、皮むきや、すりおろすのが大変・・・気がついたら山芋が冷蔵庫の奥で変色していた、なんてことありませんか。
山芋はどうやって保存すれば長もちするのか、便利な山芋の保存方法、料理に使える方法も紹介します。
山芋の保存方法は常温・冷蔵庫・冷凍庫どれが良い?
山芋は保存するときの山芋の状態や、どのくらい保存するかによって保存方法が変わってきます。
使う前のカットしていない山芋なら常温保存、カットしてあるものは冷蔵庫、長く保存して、便利にいつでも使えるように保存したいなら加工して冷凍庫へ。
最初に時間があるなら、冷凍保存がおすすめですよ。
あとが楽になります。
カットされていない山芋なら常温保存で大丈夫?
太陽の光があたらない、暗くて涼しい場所に保存しましょう。
常温で1カ月ほど保存できます。
山芋は、土の中にできる根菜です。
ダイコンやジャガイモ、ゴボウ、ニンジンなどと同じ根菜です。
できれば皮と土がついたまま、切ったりキズをつけずに、新聞紙などでつつみ保存します。
ちょっと高級なものだと、おがくずのなかに入って保存されている山芋をみることがあります。
この状態なら、2~3カ月の保存ができます。
カットされている山芋は冷凍庫でどのくらい保存できる?
カットされてる山芋は、冷蔵庫で保存しましょう。
1週間程度保存できます。
スーパーなどでカットされて売っている山芋。
泥などもきれいに落とされていて、使いやすい大きさです。
このようなときは、保存は冷蔵庫で。
使いかけを保存するときは、切り口にしっかりラップをして、空気に触れさせないようにしてください。
ラップをしないと、茶色く変色してしまいます。
山芋は冷凍保存がおすすめ
山芋は、冷凍保存もできます。
とろろでも、短冊切りでも冷凍できます。
とろろにして冷凍するときは、皮をむいた長いもをすりおろし、白さを保つために、数滴のお酢を混ぜ合わせます。
密封できる袋にいれ、空気を抜いて薄い板状にして冷凍庫で凍らせてください。
1カ月ほど、保存することができます。
小分けにすると使いやすいですよ。
解凍するときは、袋ごと水につけて解凍しましょう。
素早く溶かしたいときは、レンジで加熱します。
そのままとろろとして、ごはんやそば、うどんにかければ手間なしで便利なとろろが。
袋のかどを少しはさみで切って、絞り出すと手を汚さず、洗い物もでませんよ。
短冊切りで冷凍するときは、長さ5センチ、5ミリ幅程度に切って、酢水にしばらくつけたあと、水気をふいてラップに包み、フリーザーパックにいれて冷凍します。
この場合は、冷蔵庫でゆっくり解凍しましょう。
シャキシャキ感をのこしたまま、解凍することができます。
または、料理に凍ったままの山芋をそのまま入れれば、手間なく料理に使えます。
煮物、炒め物、揚げ物など、意外とどんな料理にも合いますよ。
ねっとり、ホクホクの食感で、やみつきなおいしさが味わえます。
冷凍すると味もしみやすくなり、料理にもってこいなんです。
どちらも、冷凍庫で1カ月保存がききますので、この便利ワザをぜひ活用してみてください。
便利で洗い物なし!かんたんとろろの作り方
すりおろすのがめんどうで、なかなか山芋に手が出ない、というかたにもおすすめのこの方法。
とてもかんたんなとろろの作り方です。
皮むきはピーラーでOK。
皮をむいた山芋をビニール袋に入れ、その上からめん棒などでたたきます。
大きなかたまりがなくなるまで粉々にしたら、粗めのサクサクが味わえるとろろに。
あとはめんつゆで味付けして、完成です。
このやりかたでも十分とろろが味わえて便利ですよ。
ストレス発散もできて、おすすめです。
お子さんでも簡単にできますので、お手伝いさせてみては?
楽しいですよ。
山芋の食感は調理法によって変わる?
山芋は水分が多く、生でたべられる珍しいイモです。
生はサクサクした食感がクセになる。
加熱すると、ホクホクとした歯触りになり、お好み焼きなどに入れるとフワフワした食感が味わえ、さらにおいしくしてくれます。
色々な料理にもってこいです。
じつに面白い野菜なのです。
山芋を酢水につけるのはなぜ?
山芋をわざわざ酢水につけたり、酢を入れて保存するのは、アクのせいで山芋が変色しないようにするため。
酢を加えると、きれいな白い山芋が食べられます。
入れる量は数滴でじゅうぶん。
少量で良いので、味に変化は感じられません。
手がかゆくなるときは、酢を手につけながら、山芋をさわるようにしましょう。
アクのせいで手がかゆくなるので、酢でアクがとれて、かゆくなくなります。
まとめ
山芋は、カットしないままなら土付きのまま、新聞紙で包んで、常温の冷暗所に1カ月保存することができます。
また、カットされているものや使いかけの山芋なら、冷蔵庫へ保存しましょう。
山芋は冷凍保存がおすすめ。
とろろの状態でも、短冊切りで冷凍保存すると、解凍してすぐに食べられますし、そのまま料理に使っても。
味もしみこみやすくなっており、焼いても煮ても揚げてもおいしいですよ。
とろろをはじめ、保存で長持ちさせ、おいしい山芋を味わってみてください。
意外といろいろな山芋の味、体験してみてはいかがでしょうか。
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