賞味期限切れの生卵っていつまで食べられる?
卵の賞味期限は?
卵はどのご家庭の冷蔵庫にも必ずといっていいほど常備されている食材です。
朝ごはんは毎日卵かけご飯!という方も多いでしょう。
栄養満点で美味しい卵は食卓に欠かせませんね。
採卵日からおよそ10日〜14日程度が賞味期限に設定されていることが多い卵ですが、この賞味期限が過ぎたら卵は危ないと思って捨てていませんか?
実はこの賞味期限は安全に生食ができる期間であり、つまり期限が切れたからといってすぐに捨てなけらばいけないわけではないのです。
加熱調理を行えば、賞味期限が過ぎていても全く問題なく食べられる期間がまだまだあります。
今回は、そんな卵の意外な賞味期限と安全に食べられる期間についてまとめてみました。
本当はまだ腐ってもおらず十分に食べられる卵を捨ててしまっては勿体無いですよね。
栄養満点、体のためにも毎日食べたい卵を無駄にすることなく食べ切るために、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
冬場は57日間生で食べても大丈夫?!卵が長持ちする秘密
最初に述べたように、卵のパックに記載されている賞味期限は、それが切れたらもう食べられなくなるという期限ではありません。
卵の中にサルモネラ菌が増殖し、生食するには危険があるかもしれないという期限であり、過ぎたところで食するのに向かないという日付ではないのです。
英国のハンフリー博士による研究で算出された家庭での卵の生食できる期間は、夏季で16日、春と秋で25日、そして冬季はなんと57日という驚きの日持ち。
寒い季節であれば約2ヶ月も卵を生で食べられるという驚きの数字です。
海外はあまり卵を生で食べないので、売っている卵の賞味期限は日本より長く設定されているようです。
生食の文化がある日本では、この研究結果も踏まえつつより厳しい基準で年間を通じて生で食べられる賞味期限を14日程度と定めているのですね。
今まで、賞味期限はまだ切れていないけど、ギリギリだから卵かけご飯はやめておこう…と期限前の卵でも加熱して食べていませんでしたか?
そんなあなたも、これからは賞味期限内であれば悩むことなく卵かけご飯を楽しむことができますよ!
そして、加熱調理を行う場合ですが、熱することでサルモネラ菌は死滅するので、仮に賞味期限から1ヶ月ほど経っていても安全に食べられます。
先の研究の結果から言うと、冷蔵庫に保存されていれば、季節にかかわらず57日くらいまでは加熱すれば全く問題ないとも言えますね。
卵に関しては本当にシビアに賞味期限を管理する必要がないことがわかりました。
なぜ卵がここまで長持ちするかというと、卵は無菌状態で生まれてくるので、簡単には菌が増殖しないから。
しっかりからに包まれている状態の卵は無菌状態を長く保てるのです。
さらに生食文化のある日本の鶏卵衛生管理は世界トップレベル。
とても清潔な卵が流通しており、より安心して食べられます。
ただ、殻が割れていたり穴が開いているとそこから菌が侵入し、卵はすぐに悪くなってしまいます。
購入するときや家に持ち帰って保管するときには、しっかり卵に傷や穴がないか確認しましょう。
見落とすとうっかり腐ったり菌が繁殖した卵を食べてしまうことになりかねません。
また、卵の中身は無菌で安全ですが、殻にはサルモネラ菌などが付着している場合がありますので、他の食品に触れないよう卵はパックに入れたまま冷蔵庫に保存するのがオススメです。
卵がたくさん余ったら…こんなメニューで大量消費がおすすめ
殻を割る前の生卵の日持ちは、とても長いと言うことをご説明しました。
一人暮らしで10個の卵は2週間では使い切れない…と今まで購入の時に悩んでいた方はこれからは安心して買ってみてください。
しかし、日持ちするからといってたくさん卵を買い過ぎてしまった…という事態が起きてしまうと、それはまた賞味期限とは別の問題ですね。
できれば早めに使うことが、味の面でも安全性の面でもベスト。
卵かけご飯やゆで卵、目玉焼きでは一度に食べられても2、3個が限界。
でも他にレパートリーも多くなく、消費に困ってしまった…そんな時にオススメしたい、卵の大量消費レシピをご紹介します。
●スパニッシュオムレツ
たっぷりの野菜を卵でまとめて焼くスパニッシュオムレツは、卵大量消費レシピの王道。
●卵の甘酢あんかけ
ひき肉入り卵を甘酸っぱいあんかけにした中華風料理。
お肉が入って旨みや食べ応えもアップ!食べ盛りのお子さんにも喜ばれます。
●味付け卵
簡単なのにパクパク何個でも食べられてしまう味つけ卵。
そのままでも、ラーメンの具にしたり、サラダに添えたり色々とアレンジが効くので一気にたくさん仕込んでしまいましょう。
●ケーキ
ご家庭にある材料で思い立ったら簡単にできるケーキ。
卵たっぷりでリッチな味わいです。
●ホットケーキ
普通のレシピより卵を多めに使うことでふんわりと仕上がります。
こちらはグルテンフリーで小麦アレルギー持ちのお子様でも安心。
まとめ
意外な日持ちに驚く生卵についてご紹介してきました。
これからは賞味期限とにらめっこしながら卵と付き合うことはなくなりそうですね。
気軽に卵かけご飯にして生卵を楽しんでください。
もし大量に卵が余ってしまいそうであったり、生食に飽きた場合はぜひアレンジレシピを試してみましょう。
卵は長持ちするとは言え、やはり新鮮な時期が美味しいもの。
フレッシュさを失わないうちに楽しめるような工夫をして、賢く消費しましょう。
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