みりんの賞味期限は?切れてから何日までなら食べてOK?
家庭料理に使うお馴染みの調味料の「みりん」のお話しをします。
みりんは「本みりん」と「みりん風調味料」の2種類に分けられます。
お料理で、甘みだったり・コクを出したい・旨みを出したい時に使うのは「本みりん」がいいです。
鶏料理やブリの照り焼きなどの照りを出したい・ツヤを出したい調理の時に使うと効果的なのは「みりん風調味料」です。
「本みりん」と「みりん風調味料」を比較すると含まれている糖分に違いが!「本みりん」は糖分が約40~50%含まれています。
「みりん風調味料」は糖分が約65%含まれています。
糖分の量が気になる私には「本みりん」を使った調理を好んですれば糖分を気にしなくてもいいことが解りました。
みりんの賞味期限は?
「本みりん」の賞味期限は?
栓を開けていない買ったままではラベルとかに印字された製造日から18ヶ月程です。
「本みりん」は原材料によって賞味期限に若干の違いが出ます。
米こうじ・もち米・・醸造アルコール・糖類が主原料の「本みりん」の賞味期限は栓を開けてから、約1~2ヶ月です。
開けたら早めに使い切りましょう。
米こうじ・もち米・米焼酎が主原料で糖類の少なめの「本みりん」の賞味期限は栓を開けてから、約2~3ヶ月となります。
糖類の使用量で賞味期限にも1ヶ月の違いが出てくるようです。
「みりん風調味料」の賞味期限は?
栓を開けず買ったままの状態では、ほぼ1年です。
栓を開けると、約2~3ヶ月です。
どちらの「みりん」も賞味期限は、栓を開けていない状態で正しく保存できた時の期限です。
「みりん」が、食べられないなぁっていう状態はどんな感じになった時?
少しくらいなら賞味期限が切れていても平気!平気!というのを耳にする事があります。
(恥ずかしながら私も、その1人です。結構無頓着です。)
「みりん」は賞味期限が切れたからって、直ぐに吐き気があったり、お腹の調子を壊したり身体に不調を及ぼす調味料では無いのです。
賞味期限が切れた、もう使えないなぁっていう「みりん」の状態はどんな感じになった時?知っていれば、きっと役立ちますね。
曖昧な感に頼って、まだ使える様なものまで捨ててしまい、気付いてショックなんて言う事が無いように一緒に覚えておきましょう。
まさに今のジメジメ時期が特に気を付けないと保存方法・保管の仕方によっては賞味期限内なのに雑菌が入ってしまって「みりん」をダメにしてしまう様な事がおこります。
それは雑菌によって酸化と劣化を早めて「みりん」を腐らせてしまうからです。
そうなると「みりん」も使えなくなるので自分の判断・見極めが大事です。
「みりん」が腐ると、状態はどうなる!?
- 酸っぱーいツンとした臭いがします。(腐敗臭を感じる事もあります。)
- 白く濁りが出ます。(本来は透明な液体の「みりん」ですが、透明感が無くなり濁ります。)
- 目で見てもカビが生えたりしてきているのが分かります。
「本みりん」から、ふんわり甘い香りではない、ツンと酸っぱい臭いがするようなら使うのは止めましょう。
見極めが難しい状態は、「みりん」に濁りは無いけれど色が濃くなって茶色になってきた時です。
この様な変色がある「みりん」は腐敗していません。
「みりん」に含まれている糖分がアミノ酸に反応したため起きる現象です。
腐敗ではないと言うものの、劣化している可能性もあるので、気付いた時は、ご自分の五感(視覚・嗅覚・味覚等)を頼りに急いで使い切るか、もし気にかかる事があれば使うのを止めましょう。
「本みりん」に見受けられる状態で、白い固まりが時々注ぎ口付近に付着していることがあります。
これって「本みりん」の糖分が結晶化したものと考えられるので、そのまま使っても問題はないので安心して使ってもらって大丈夫です。(糖分の結晶だったんですね~)
皆さんの五感をフルに使いながら賞味期限を見極めて「みりん」を無駄なく色んな料理に使いましょう。
「本みりん」はアルコール度数が「ワイン」の度数と同じ位の14%程度含まれています。
なのでアルコールによる殺菌効果が強いので痛み難い調味料です。
栓を開けていなければ「みりん風調味料」よりも賞味期限が長いのはアルコール度数が14%程度含まれているからですね。
ですが・・・いくら賞味期限が長くあるからといって、買ったそのままで栓を開けていない「みりん」でも、ウッカリ忘れてしまって(私もよく覚えがあるのです...)
賞味期限が切れてしまっていたら品質が劣化しているので本当の調味料としての役割をなくしてしまっていることもあるので気を付けて下さい。
反対に栓を開けた後は、アルコールが含まれていて殺菌効果があるからといっても開けた時から劣化は進むので「本みりん」であっても尚更早目に使い切る事をお勧めします。
みりんの保存方法
「本みりん」は栓を開け無くても、開けた後でもアルコール濃度が高いので直射日光の当たらない涼しく暗いところでの保存をお勧めします。
冷蔵庫での保存は出来ますか?と言う問いもありますが、「本みりん」の糖分が結晶化して白い固まりが出来てしまうのでお勧めは出来ません。
「みりん風調味料」は買ったままの状態では常温保存で大丈夫です。
栓を開けた後は劣化を防ぐために冷蔵庫に保存してください。
「本みりん」と「みりん風調味料」保存の違いがあるのです。
豆知識
分類上は調味料として馴染みの「本みりん」ですが、「ワイン」と同じ様に度数が約14%のアルコールが含まれているので「本みりん」には酒税が掛けられているのです。
忘れがちですが、ここから「本みりん」と「みりん風調味料」とのお値段の違いが出てくるのです。
「本みりん」も「みりん風調味料」も美味しい料理を作るのに欠かせない調味料です。
それぞれの特徴を知って活かして無駄なく美味しく使い切るようにしましょう。
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