ザクロの保存方法のベストは冷蔵庫?
「ザクロ」って、名前は知っているけれど、どういうものなのかよくわからない、という人はけっこう多いですよね。
昔、中東から中国を経て平安時代に日本へと渡ってきた樹木であり、その果実の形状はとても独特です。
食用としてももちろん栄養価が高くおすすめのフルーツですが、実も花も見た目にも鮮やかなオレンジ色で観賞用としても人気があります。
ザクロのベストな保存方法と賞味期限はどれくらい?
ザクロをせっかく手に入れることができたなら、賞味期限はどれくらいなのか、気になりますよね。
皮を剥かずにそのままの状態で保存するのであれば、常温でも数週間は持ちます。
かなり日持ちの良いフルーツと言えるでしょう。
2~3週間くらい持たせたい場合は、そのまま密封して冷蔵保存することができます。
ほぐした粒の状態になっているのなら、乾燥しないように密閉容器に入れてから冷蔵保存します。
この場合は、2~3日で食べきるようにしてくださいね。
粒の状態で長期間の保存をしたいなら、しっかり密閉すれば2~3ヶ月くらいは冷凍保存も可能です。
美容と健康に気を使う女性は、常時食べられるようにしておきたいですよね。
冷蔵や冷凍で保存してストックしておくと良いと思います。
ザクロの旬はいつ?
栄養価や効能について5月下旬から6月にかけて美しい花を咲かせるザクロですが、その実は9月から11月にかけての秋には熟し、食べごろになります。
全体の9割以上がカリフォルニア産などの輸入物のザクロです。
なので、スーパーなどの量販店で手に入るのは、ほとんどが輸入物のザクロになります。
国産のザクロは、経営的にはほとんど栽培されていないので、手に入れるのは難しいかもしれません。
国産のザクロを手に入れたいのであれば、ネット通販などを利用するのが良いと思います。
ザクロは日本の気候に適していて、簡単に栽培することができますので、お庭やベランダで育ててみるのも良いですね!
自分で育てたザクロの実は、格別においしく味わえそうです。
輸入されているザクロも、国産の旬と同じ時期の9月から11月頃に流通されています。
では、ザクロにはどんな栄養価や効能があるのか調べてみました。
実は古い時代から、ザクロは子宝や子孫繁栄の象徴とされ、『女性の果実』と呼ばれているのです。
ミネラル、クエン酸、ビタミン、酒石酸などが多く含まれているので、疲労回復の効果があり、カルシウムの吸収が良くなるため、骨を丈夫にしてくれます。
また、きれいな赤色の果汁には、アントシアニン、タンニンといったポリフェノールがたくさん含まれています。
そのポリフェノールの抗酸化作用によって生活習慣病予防の効果も期待できるのです。
そして微量ではありますが、エストロンという女性ホルモンと同じ作用のある成分が含まれていますので、女性の身体には良い影響をあたえてくれそうですね。
ビタミンCが多く含まれているので、シミの予防やアンチエイジングの効果もあります。
またカリウムの含有量が多く、むくみ改善効果もあります。
本当に女性におすすめのフルーツと言えますね!
ザクロの食べごろと食べ方は?
ザクロをそのまま生で食べたいのであれば、果皮の割れている成熟したものがおすすめです。
お庭で育てているザクロなどが手に入る場合は、このような状態になってから収穫するのがベストです。
ザクロは独特な形状をしているので、どうやって食べたら良いのか迷ってしまいますよね・・・まずヘタを取り、十字に切り込みを入れれば、簡単に手で割いて粒を取り出すことができます。
ボウルに水を張った中で薄皮と実を剥がしていけば、小さな粒状の実が飛び散らず、手も汚れません。
そのまま、実を食べることもできますし、絞ってジュースにしたり、シャーベットにしたりすれば、さらに食べやすく、おいしくいただけますよ。
酸味があり少し苦手という場合には、オレンジやリンゴを加えて炭酸で割る、などアレンジも自由にできます。
粒をそのまま、サラダやデザートのトッピングにするのもおすすめです。
生ハムのサラダにザクロは良く合いますし、おもてなしにもピッタリなおしゃれなイタリアンの一皿になりますよ。
また、砂糖と一緒に煮て、ザクロシロップやザクロジャムにするのも良いですね!
しっかりと煮沸消毒した瓶で保存すれば、長持ちしますよ!
ジャムは冷凍室に入れておいても、カチカチに固まりにくいので、その都度スプーンですくって使うことができます。
シロップやジャムを作っておけば、炭酸水などで割ってドリンクにもできますし、ヨーグルトやアイスクリームにかけていただくのも、さわやかなおいしさが楽しめます。
ザクロのシロップは、「グレナデンシロップ」と呼ばれ、カクテルなどにもよく使われています。
ジャムやシロップにすれば長くザクロを楽しむことができますので、おすすめですよ。