牛乳の賞味期限切れは温めると大丈夫?使い切りにオススメな方法は?

そのまま飲むのはもちろん、コーヒーや紅茶に入れたり、お料理やお菓子作りにも使えますし、その上カルシウム豊富で体にもいいという万能食材である牛乳。

冷蔵庫に常備されており、無くなったり残りが少なくなってくると不安になるものの一つではないでしょうか。

牛乳といえば「新鮮」や「しぼりたて」という言葉が連想されるほど、フレッシュさが重要なイメージがあります。

そこからなんとなく「腐りやすい」という印象も持たれがちですが、実際に牛乳は賞味期限を切らしてしまった場合は飲むのは危険なのでしょうか?

もし、賞味期限を多少切らしても、すぐ捨ててしまうほどの健康問題がないのであれば食材はできるだけ無駄にしたくないもの。

この記事では牛乳の安全に飲める期間や保存方法、消費に困った牛乳のおすすめな使い道などをまとめています。

今お手元にどうしようかと迷っている牛乳がある方、是非参考にしてみて下さい。

賞味期限切れの牛乳は温めるとOK?飲めない牛乳の見分け方も!

牛乳の賞味期限は、封入されてからおよそ7〜10日くらいが目安です。

殺菌状態で密封されているのが条件の日数ですから、ご家庭で開封した牛乳に関しては、そのまま飲む場合開封から3日以内がベストの消費期間です。

それ以上が経過した場合、すぐに飲めないほどの劣化が起こりませんが、多少お腹が緩くなったり場合によっては体調を少し崩す可能性もありますのでお勧めできません。

牛乳が腐ってしまった時の特徴は以下の通りです。

・色が黄色く変色したり、どろっとしている・沈殿物があるor部分的に固まっている・酸っぱい匂いがする・分離している飲めるかどうか確かめる時には、一度コップに牛乳を注いで上記の特徴が見られないかまず確認してください。

一通り問題ないことが確認できたら飲んでも大丈夫ですが、開封から4〜5日経ってしまっているものは念のため加熱しましょう。

また、それ以上が経過したものは加熱しても飲まないほうが安心です。

加熱は鍋などで火にかけて、時々混ぜながら全体に均一に熱が入るように行いましょう。

電子レンジでチンすることも可能ですが、熱の入りにムラができるのであまり安全とは言えません。

また、加熱した際に塊ができてしまうようであれば、その牛乳は腐りかけの証拠ですので口にすることはやめましょう。

表面にうっすら膜が張るのはまだ牛乳が新鮮である証拠なので安心して飲んで大丈夫です。

余った牛乳はどうする?無駄にしない使い方

牛乳を飲める期間は冷たいままなら3日以内、温めれば4〜5日は大丈夫ですが、もし飲み切るのには多いほどの牛乳があった場合消費が難しいですよね。

開封から4〜5日以上を経過しても、まだ腐っていないと確認できた牛乳はお料理やお菓子作りに使うのが効率よく使い切れます。

スープやシチューといったメジャーな使い方から、お味噌汁にちょい足ししたりカッテージチーズを作ったりというちょっと変わり種まで、オススメのレシピをいくつかご紹介しますので参考にしてみてください。

●牛乳消費スープ

冷蔵庫のあまり野菜で作れるので、冷蔵庫整理にもひと役買うスープ。
生クリームも加えると本格的な味になります。

●ホワイトソース

余った牛乳を大量消費するならホワイトソースにするのがおすすめです。
一度にたくさん作れて、冷凍保存もできる便利レシピです。
冷凍しておけばシチューやグラタン、パスタやクリームコロッケなど大活躍。

●簡単クリームシチュー

市販のルゥいらず、ご家庭にある材料でシチューができます。
お鍋一つに材料をどんどん入れていくので洗い物も少なくてお手軽。

●味噌ミルクスープ

いつもの味噌汁が牛乳でまろやかで優しい味に!
トーストにも合いそうなお味噌汁です。

●簡単手作りカッテージチーズ

あのカッテージチーズがご家庭で簡単にできます!
たくさん作ってもパスタやサラダに入れればすぐ消費できます牛乳は食後のデザートにもぴったりなスイーツレシピも豊富です。
特にオススメはプリンやゼリー系。
少ない材料ですぐに作れます。

●つやつやなめらかプリン

牛乳以外の材料は卵と砂糖のみ!
思いついた時にパッと作ることができるのに本格的なスイーツです。

●レンジで簡単とろとろマシュマロ杏仁豆腐

ゼラチンの代わりにマシュマロを使うという意外なレシピ!
電子レンジで気軽に作れるのもいいですね。
家にある材料ですぐに作れるようなお手軽なものが多いので試しやすいですね。
「今日牛乳使わなきゃ!」という急を要するときにも役立つレシピです。

まとめ

常備食材でありながら、賞味期限切れ問題にもよく直面してしまう牛乳。
そのまま飲む以外にも、料理やスイーツ作りに幅広く使えるので、「もう飲むのは危ないかな…」と思っても、腐っていなければたくさんの使い道が残されています。

重要なポイントをまとめます。

  • 開封済みの牛乳は、そのまま飲む場合は3日以内に!
  • 4〜5日経過した牛乳は腐っていないか確認した後加熱して使用
  • 異臭や沈殿物、加熱時に塊ができるなどの特徴が出たら腐敗しているので使わず廃棄しよう
  • 賞味期限切れの牛乳は加熱調理する料理やスイーツ作りに新鮮な牛乳はやはり美味しいもの。

フレッシュな魅力が失われないうちにできるだけ飲み、余ってしまっても無駄にすることなく使い切りたいですね。