ビーツを保存するには冷蔵庫?冷凍庫?干す?

2021年8月5日

ビーツという野菜、ご存じですか?

美容と健康に良いとされ、スーパーフードとして話題のビーツ。

ヨーロッパに多く出回っているカブに似た野菜で、とっても赤い色が特徴です。

まだまだ珍しい野菜ですが、赤、黄色、オレンジのビーツもあり、見た目がカラフルでかわいく、甘みがありますので、ぜひ食卓に加えたい野菜ですよね。

ビーツはどんな野菜なのか、どのくらいもつのか、冷蔵庫などへの保存方法、おいしい食べ方、レシピなど、たくさんのお得な情報をご紹介します。

ビーツってどんな野菜?

ビーツとは、ヨーロッパで古くから食べられている、中まで赤いカブのような野菜。

じつはほうれん草の仲間です。

ビート、テーブルビート、火焔菜(カエンサイ)と、呼び名もさまざま。

最近、日本のスーパーでも見かけるようになってきました。

ビーツといえば、ロシアのボルシチという赤いシチューが有名ですね。

あのあざやかな赤さを出すのがこのビーツ。

「食べる輸血」と言われるほど、栄養が豊富です。

鉄分、葉酸、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、そのほかもビタミンや食物繊維が豊富。

貧血にもよく、冷え性の方、美肌にも良いです見た目が真っ赤っかなので、まるで血を食べているような気もしますよね。

かなりインパクトがあるので、SNSにあげたら、みんなから注目を集めることまちがいなしです!赤い色素はポリフェノールの仲間のベタシアニンによるもので、強い抗酸化作用があり、若返り効果が期待できます。

ビーツは冷蔵庫で保存すると、どのくらいもつのか?

ビーツの根っこの部分は冷蔵庫で1週間ほどもちます。

乾燥しないように、ビニール袋や新聞紙につつんで保存します。

葉がついているものは、葉を切り離して、根とは分けてビニール袋に入れて保存し、葉の部分は、2日ほどで食べきってしまいましょう。

そのままだと、水分が葉から蒸発してしまいますし、葉に栄養がいき、おいしくなくなってしまいます。

ビーツは寒い所で栽培される野菜です。

暑さに弱いので、夏のあいだは常温保存には向きません。

冷蔵庫へ入れて保存しましょう。

ビーツを冷凍庫で保存すると、どれくらいもつのか?

ビーツを冷凍庫で保存すると、3カ月ほど保存できます。

ゆでて食べやすい大きさに切って、フリーザーパックに入れて保存しましょう。

ミキサーでペースト状にしても、使いたい分だけ使えて便利です。

あたたかいうちにポテトサラダに混ぜたり、ミルクと混ぜてあたためてポタージュにすると、かわいらしいピンク色になりますよ。

スムージーにも簡単に加えられます。

解凍したあとは、ビーツはやわらかくなっていますので、スープなどの煮込み料理やスムージーに使うとよいです。

干して保存すると、どのくらいもつのか?

干し野菜で保存する、という方法もあります。

夏はカビがはえやすいので、冬場がおすすめです。

ビーツを薄切りにして、ざるなどの風通しの良い入れ物に、新聞紙などをひいてならべ、天日干しします。

水分がとんで、しなしなになったら、密閉できる袋や容器に入れれば、常温で1カ月ほど保存できます。

干したビーツは、うまみと栄養が濃縮されて歯ごたえも良いです。

ぜひためしてみてください。

ビーツを食べる時の注意点

ビーツの味

ビーツには、土臭さというのか、独特の風味と甘みがあります。

これはゆでたり焼いたりすれば、やわらぐので、基本的には加熱して調理します。

でも、薄切りすれば、生でも食べられます。

ビーツの皮

料理するとき、皮はできるだけむかないでください。

皮にビーツの色、うまみ、栄養がたくさん含まれています。

皮は30分ほどゆでた後、かんたんにツルっと向けます。

切ってからゆでるのはタブー。

赤い色と栄養が流れ出てしまいます。

ビーツを切るとき

ビーツを切ると、汁が出てまな板が真っ赤になります。

洗えば落ちますが、かなり鮮やかな色なので、新聞や牛乳パックでまな板が汚れないようにするといいですよ。

ビーツをゆでる時のポイント

酢、レモン汁などを入れてゆでると、赤い色がもっときれいに発色します。

塩は色があせてしまうので、茹でる時には加えません。

食べる時にかけましょう。

ビーツの葉がついていたら

葉の部分は、根と同じく栄養がたっぷりつまっています。

捨ててしまうのはもったいないです。

若い葉はやわらかく、ベビーリーフとして食べられます。

大きい葉は、すこし渋みがありますが、ほうれん草と同じく食べられますよ。

ビーツのいろどりレシピ

ビーツの鮮やかな赤を生かして、パッと華やかな料理ができます。

ゆでたビーツをサイコロのように切って、ポテトサラダに加えて。

色鮮やかな赤をプラスすることができます。

バナナなどのフルーツと一緒にミキサーにかけて、スムージーを作っても、きれいになります。

葉は緑なので、赤・緑の二層に分けても面白いですよ。

お菓子やホットケーキなどにまぜても。

ゆでただけのビーツをそのままだして、付け合わせにするだけでも、十分華やかな雰囲気になりますよ。

まとめ

ビーツは中まで赤い鮮やかな野菜です。

健康と美容に良い栄養がたっぷり含まれていて、ぜひたくさんとりたい野菜。

生のビーツを冷蔵庫で保存すると、冷蔵庫で1週間ほどもちますが、葉の部分は2日ほどしかもちません。

ゆでて加熱したものなら、冷凍庫で3カ月もちます。

珍しい野菜なので、おいしく上手に保存して、お手軽に食卓にいろどりを加えてみてください。

きっとお料理がもっと楽しくなりますよ。

関連記事↓

にんにくを冷蔵庫で上手に保存する方法について

にんじんは冷蔵庫保存でどれくらい?賞味期限っていつ?

もやしの賞味期限や保存方法は?

山芋の保存方法は常温・冷蔵庫・冷凍庫のどれが良い?