チーズの賞味期限って?アオカビチーズは?カマンベールは?

2021年10月27日

チーズの賞味期限って?

濃厚な口当たりと、豊かな風味でどんな料理に入れても美味しくしてくれるチーズ。
乳製品ですが発酵食品なのですが、賞味期限はどのようになっているでしょう?

このページではチーズの賞味期限について紹介いたします。

 

ラベルの賞味期限はあくまでも目安

日本で購入できる一般的なチーズは、商品ラベルには賞味期限がプリントしてありますよね。
背増メーカーが指定するこちらの期限は、未開封で保存して、かつ、冷蔵庫で保存が行われた場合に適応としている企業がほとんどです。

基本的には、チーズはもともと保存食として生まれたので、乳製品の中でも賞味期限が長い食品です。
一般的には製造から270日ほどが目安と言われますね。

これを過ぎると、チーズのおいしさである風味が感じ辛くなったり、食感や口当たりも、濃厚ではなくモソモソ、ボソボソッとしてきます。
さらに、美味しくなくなるだけではなく、カビの影響で体調を崩してしまうリスクもありますから、気を付けたいポイントですね。

賞味期限とは、もともとは美味しく食べれるための期限ですので、賞味期限を少し過ぎたくらいであれば、食べても大丈夫です。
無害で食べることができるのは、未開封で、2~3日程度は安心といったところでしょうか。
開けて、見た目やにおいに異常がなさそうであれば、どうしてのときは自己判断の元で食べてください。

あきらかに匂いがおかしかったり、変な色のカビが付いている場合は、有害なカビの可能性が高く、腹痛を起こしてしまうかもしれません。

 

種類が違うチーズの賞味期限は違うの?

チーズはその製造方法によって、モッツァレラ、カマンベール、ブルーチーズ、ゴーダチーズ・・・などたくさんの種類があります。
それぞれ傷みやすさや賞味期限の長さは違いますが、賞味期限間近、あるいは賞味期限切れのチーズが食べれるかどうか見分けるのに重要なカビについて紹介していきます。
チーズだけでなく、カビは様々な食品に生えるものなので、一度確認しておきましょう。

おさえたいのは、カビには食べられる無害なカビと、食べられない有害なカビがあるということです。
食べられるカビとして分類されるものは、無害であるばかりか、食品を美味しくする「発酵」にメリットとしてはたらくものが多くあります。
例えば、焼酎やワイン、お漬物、鰹節や納豆なんかもカビの恩恵を受けて美味しくなる食品です。
今回紹介するチーズにも、食べられるカビが添加されて、発酵食品として賞味期限を延ばしてくれています。

例えば、見た目にも味にも一度見たら忘れられない強烈なブルーチーズ。
青く見えるのは、その色の通り「アオカビ」というカビです。
また、カマンベールチーズの外側が白く見えるのも「白カビ」というカビが付いているため。
特有の風味を作り出したりするカビで、その種類のチーズを作るためには欠かすことのできない必要なカビなのです。
しかし、カビは多くの種類が存在していて、研究機関などの施設以外では、見分けることは難しいです。
ですから、青いカビや白いカビがすべて安心とは限りません。
あくまでも、もともとのチーズとしてのカビは安心できますが、自宅で白色や青色のカビが見つかっても、食べれると自己判断するのは非常に危険ですのでやめましょう。

では、有害なカビはどんなものでしょうか。
こちらにも数えきれないほどたくさんのカビがありますが、一番わかりやすいものとしては、ジャムなどの瓶に生えてしまったカビなどでしょうか。
見るからに不気味で、見て食べたいとは到底思えないような見た目ですよね。
腐ったフルーツの表面などに生えてくる、青緑色をしたカビも危険なカビです。
これらの腐敗菌、有害なカビは、食品中の栄養成分をエサとして、有害な毒素を作り出すので、カビをや毒素を食べてしまった場合には、むかむかしたり、下痢や嘔吐、発熱などの非常に危険な状態になる可能性もありますので注意しましょう。

チーズは乳製品ですから、非常に栄養の高い食品です。
そのため、人間にとっても有益である一方で、カビにとっても繁殖には最適な環境です。
特に、一度開封したり、半分ずつ使おうと思って冷蔵庫に保管していたチーズなどは、数日間でカビが生えることも少なくありません。

カビの部分だけ捨てれば大丈夫だろうと思ってしまうのがカビの危険なところで、見た目で一部にでもカビが生えている食品の場合、実はその食品の内部全体にまで、根を張っているのがカビの怖いところ。
まったく異変が無い部分にも毒素が含まれている可能性があるのです。
そのため、一部にでもおかしなカビが見つかれば、そのチーズは丸ごと全てを処分するのがおすすめですよ・

 

賞味期限内でチーズを美味しく食べたい!

いかがでしたか?素人目には、食べれるカビか、食べられないカビかの判別は難しいです。
そのため、私たちにできることは、未開封で冷蔵庫内で保存をして、賞味期限を守ることです。
何度かにわけて使用する場合は、袋の口をしっかりとめ、できるだけ早いうちに使い切りましょう。
万が一、賞味期限をうっかりすぎてしまったものも、2~3日前後で食べきるのが安心と言えます。

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