ぎんなんは冷蔵庫保存ならいつまで大丈夫?保存方法や容器は何がいい?
秋になると、イチョウの木になる、ぎんなん(銀杏)の実。
秋の味覚として、つまみとしても、とてもおいしいですよね。
季節になると、近所のおばあちゃんからいただいたり、あまりのおいしさに思わず大量買いしちゃったり、食べきれずに困ることも。
でも好きだし、毎日食べたいし。
そんなあなたに、いつでも少しずつ食べられる、冷蔵庫での保存方法をご紹介します。
他にも長期間保存できる方法や、ぎんなんを食べる時に気を付けてほしい点なども、お教えしますね!
ぎんなんの保存は冷蔵庫ならいつまで?
殻付きのまま冷蔵庫に入れるなら、1カ月はもちます。
いちいち殻をむいて焼くのがめんどくさい!食べたくなったら、すぐ食べたい~!という方は、殻をむいて塩ゆでしておけば、2週間はもちます。
こうしておけば、冷蔵庫から出して食べたいときにすぐに食べられますね。
1年かけてゆっくり食べたいときは、冷凍庫に入れて、こおらせるとよいです。
冷凍でも、殻をむいてゆでておけば、食べたい量だけたべられますよ。
冷蔵保存の方法
生の殻付きのぎんなんの場合はキッチンペーパーを水にぬらして絞ったら、殻のままのぎんなんを包んで、ジップロックへ。
保湿して、冷蔵庫の野菜室へ入れます。
乾燥を防ぎ、かたくならないようにすることができます。
めんどくさいですが、この手間をかけることによっておいしさが長続きしますよ。
殻をむいて、塩ゆでした場合は密閉容器にいれて、なるべく空気に触れないように保存します。
ぎんなんをおいしく食べるにはぎんなんが一番おいしいのは、実の色が緑色の時です。
ぎんなんをイメージするとき、なんとなく黄色い色を思い浮かべませんか?実際は新鮮なものほど、緑色をしています。
ひすい色ともいわれ、キラキラしていてとても美しいです。
味も、もっちりとしてやわらかく、おいしいですよ。
手に入れたら、早めに食べましょう!保存方法は冷蔵?冷凍?冷蔵庫で保存する場合、2週間のうちなら、殻をむいて塩ゆで。
1カ月のうちに食べるのなら、殻付きで、食べるときに加熱します。
それ以上になるときは、冷凍庫で保存するしかありません。
2週間でも、冷凍したほうが味はおいしいです。
やはり冷蔵よりも、低温で保存できるぶん、冷凍するほうが劣化が少ないようです。
冷凍庫に保存する場合
1カ月以上から1年くらいの長期保存に向いています。
冷凍保存の方法
ぎんなんの殻を割って、3~4分ほど塩ゆでします。
ゆでると、薄皮も取れやすくなり、保存もしやすくなります。
ゆであがったぎんなんを、ラップで小分けしてぴっちり包んで、さらにジッパー付きビニール袋に入れて、冷凍庫へ。
自然解凍や、レンジであたためて食べます。
料理にも、凍ったまますぐに使えて便利ですよ。
ただ、解凍の手間と時間を考えると、冷蔵のほうがお手軽です。
手間ひまかけた、ぎんなんのおいしさをとるか、ラクに食べられるお手軽さをとるのか。
どちらを選ぶかはあなたの気分しだいですね。
ぎんなんの保存容器は何がいい?
100均、スーパーなどで売っている、ジッパー付きビニール袋などの密閉できるものが、場所も取らずおすすめです。
冷蔵庫保存ですぐ食べたいなら、タッパーでもよいです。
ぎんなんは乾燥に弱いです。
乾燥すると硬くなってしまうので、密閉性の高いものにして、食べたらすぐに、ふたをするようにしましょう。
ぎんなんを食べる時の注意点ぎんなんは一度にたくさん食べると、食中毒を起こします。
症状は、おう吐、発熱、けいれん、呼吸困難、意識を失い、死んでしまうこともあります!戦後の食糧難の時代は、ぎんなん中毒者が多発し、たくさんの死者が出ていたそうですよ。
大人なら40個まで、子供は7個までにしましょう。
特にお子さんには注意しましょう。
心配なら、子供には特に食べさせなくても良いと思いますよ。
もし大量に食べてしまった時も、絶対に吐かせてはいけません。
けいれんを起こしてしまいます。
また、症状が無くても、大量に食べてしまったら病院へ。
くれぐれも、大量のぎんなんを消費しようと、一度にたくさん食べないようにしてくださいね。
冷蔵・冷凍保存して、少しずつ食べましょう。
食べてはいけない!腐ったぎんなんの見分け方
茶わん蒸しに入っているぎんなんは黄色いし、ぎんなんはクサいというし、こんなものかな?と思って食べたら、おなかが痛い…なんてことにならないように、腐ったヤバイぎんなんの特徴をまとめました。
- 殻、実が黒く変色している
- 実の色が、濃い黄色になっている。
新鮮なほど緑色です。 - 実がちぢんで硬くなり、にがい。
- 薄皮は取れにくくなり、イライラする。
- 中から汁が出てくる。
- 酸っぱいにおいがする。
- とにかくくさい。
まずそうですね…。
これらのどれかひとつでもあてはまったら、そのぎんなんは腐っています。
食べたら間違いなくおなかを壊しますよ!
ビニール袋に入れたまま常温で放置すると、カビが生えたり、腐るのが早くなります。
ぎんなんをいつでもおいしく食べたいなら、ちゃんと処理して冷蔵庫、冷凍庫へ。
まとめ
ぎんなんは栄養がたくさんつまっていて、昔から薬としても食べられてきた食材です。
簡単便利に食卓にいろどりを加えるのにも、ぴったり。
冷蔵庫、冷凍庫をうまく使って保湿に気を付ければ、長くおいしく保存できます。
食べ過ぎに注意して、秋の味覚を味わってくださいね。