みりんの保存方法は冷蔵庫がいいの?
みりんは冷蔵庫で保存しない
みりんは料理には欠かせない調味料の一つですが、保存する際は冷蔵庫に入れておいてもよいのでしょうか?開封前でしたら、常温で保存しておきましょう。
みりんは常温で保存すべきで、冷蔵庫で保存することはおすすめしません。
開封後の本みりんなどは、日光の当たらない冷暗所で常温保存を心がけましょう。
冷蔵庫で保存がどうしておすすめできないかと言うと冷蔵庫で保存すると、糖分の結晶化が起こりますので、味が劣化すると思われます。
卓上の容器や小型の瓶などに本みりんをその都度使う分量だけ入れて使っている場合、詰め替えたあとの残りの本みりんは日光の当たらない場所で常温保存してください。
開封後の本みりんは、できるだけ早く使い切ることが理想です。
みりんの風味というものをできる限り残したまま、最後まで味を劣化させないためにも、一旦開封した本みりんはいつまでも常温保存しておくべきではないですね。
そのためにも、使い切りサイズの本みりん商品を買うようにすればいいのではないでしょうか?
利用状況に合った丁度よいサイズの本みりんが色々で回っていますから、自分に合ったサイズのみりんがきっと見つかりますよ。
みりんは2種類ある
みりんと言っても本みりんとみりん風調味料の2種類があるんです。
本みりんのほうは常温保存で結構ですが、みりん風調味料のほうは冷蔵庫で保管するとよいです。
みりん風調味料の場合、アルコール分が含まれませんので、保存する際は少し気を付けたほうがいいです。
本みりんのようにアルコール分が含まれていますと、保存性が高くなりますので、常温で保存しても問題ないです。
しかし、みりん風調味料は、アルコール分がない分、保存性が低く、常温ではちょっと怖いですね。
極力、冷蔵庫で保存するようにしましょう。
みりんと言っても色々種類が豊富です。
本みりん、みりん風調味料、みりんタイプ調味料(加塩みりんとか発酵調味料とも言いますが)、このように色々なタイプのみりんがあることを覚えておきましょう。
みりんと言っても、種類ごとに、あるいは、保存の仕方や利用状況によってみりんを使用するタイミングが多少異なってくるのですが、詳しく知りたい方は、容器に記載されている注意書きを熟読してください。
そこに書かれてあるとおりご使用頂ければと思います。
みりんを冷蔵庫で保存するとどうなる?
みりんを冷蔵庫で保存すると、白く濁ったり、白い沈殿物ができたりします。
これはみりんに多く含まれる糖分が影響しています。
みりん内の糖分が冷却されることにより結晶化するためなのです。
この白濁や白い沈殿物に関する問い合わせや申し出など、消費者の中から時折されるようですが、みりんに多く含まれるアルコールが起因していること、通常使用する際には影響はなく、まして腐っているとか腐敗しやすいとか、そのような心配は不要ですのでご安心ください。
みりんを一度開けてしまったら直射日光を避けてください。
風通しのよい常温で保存してください。
白濁、白い沈殿物、どちらも品質上の問題は一切ございませんので、そのまま普通にご使用頂けますよ。
本みりんとみりん風調味料の2種類があるのはわかりましたが、本みりんのアルコール度は14%位あるのですが、みりん風調味料のほうはアルコール度は1%あるかないかで、酒類免許のないお店で購入することができます。
おさらいすると、アルコール度が高い本みりんはあまり低い温度の場所で保存すると糖分の結晶化が進み、白濁したり、白く沈殿化するので、冷暗所で常温保存するのがいいですね。
因みに、みりん風調味料はアルコール度が少ないため、保存性も良くないので開栓後は冷蔵庫で保存するようにしてください。
賞味期限ですが、本みりん、みりん風調味料ともに、上記の保存方法に従った場合、約90日、3カ月ということですので、結構、持つように思いますが、調味料なら種類によっては数年持つものもありますので何とも言えないですね。
まとめ
今回はみりんの保存方法について考えてみました。
冷蔵庫で保管しても良い場合と常温保存が必須という場合もあるようですので、本みりんかみりん風調味料か、購入した際は商品に明記されている説明書きをよくお読みくださいね。
同じみりんでも白く濁りやすい本みりんはアルコール度が高いためで、白濁化を防ぐためには冷蔵庫ではなく、常温保存することが望まれます。
一方、みりん風調味料は、アルコール度が低いので、冷蔵保存でも白く濁ったり、沈殿化したりしないので、安心して冷蔵庫での保管をお願いいたします。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。