ミネラルウォーターの賞味期限はいつまで?防災用に買うときのポイントは?
スーパーやコンビニエンスストアなどで手軽に入手することが出来るミネラルウォーター。
地震などの災害に備えて備蓄するためにまとめ買いすることも多いですよね。
しかし、水にも賞味期限があるのは知っていますか?こちらではミネラルウォーターの賞味期限についてご紹介します。
ミネラルウォーターの賞味期限はどれくらい?
食品には賞味期限と消費期限とが設定されています。
このうち賞味期限は「おいしく食べることができる期間」のことです。
消費期限は、「安全に食べることが出来る=腐らない期間」として設定されています。
そのため、腐りやすいお惣菜やケーキなどには消費期限が設定されます。
一方、比較的腐りにくいカップラーメンやペットボトル飲料に表示されるのが賞味期限です。
ミネラルウォーターには賞味期限が設定されます。
未開封の場合の賞味期限は、キャップ部分に記載してあります。
開封した場合は、この期限よりも短くなるため注意が必要です。
開封した場合は、一般的には500mLであればその日中に飲み切るのが良いとされます。
2Lなど大容量の場合には2、3日で飲み切るようにしましょう。
しかし、夏場は雑菌が繁殖しやすくなるので、常温で保管せず冷蔵庫に入れることを心掛けましょう。
水自体は腐らないので、賞味期限を過ぎて飲んでも特に大きな問題はありません。
では、賞味期限が過ぎたミネラルウォーターを飲むと何が問題なのでしょうか?それは水自体の問題ではなく、ペットボトル容器の影響です。
ペットボトルは、かなり密封性が高い素材ですが、ごくわずかに気体を通す性質があります。
そのため、賞味期限を過ぎたミネラルウォーターは外部のにおいなどが移って、美味しくない状態になる可能性があるということになります。
また、蒸発した分は減っていきますから、購入時よりも量が少なくなることもあるようです。
水そのものの問題ではなく、容器に使われるペットボトルの厚さ・薄さや頑丈さによっても賞味期限が変わるようです。
防災用のミネラルウォーターを買うときのポイントは?
ミネラルウォーターは、含まれるミネラルの量によって軟水と硬水の二種類に分かれます。
では、災害時にはどちらを選べば良いのでしょうか?硬水は、マグネシウムやカルシウムなどミネラルを豊富に含みます。
不足しがちなミネラルを補給することが出来ますから、ダイエットや健康に気を使う人が好んで飲むことが多いようです。
一方で軟水は硬水よりも吸収しやすく、内臓への負担も軽いので、お年寄りや赤ちゃんのミルクにも使用できます。
ミネラルは薬の成分と反応して何らかの影響をもたらしてしまうこともありますから、薬を飲むときにも軟水が良いとされます。
さらに、一般的には軟水の方が日本人の口に合うとされていますから、特にこだわりが無ければ軟水が無難でしょう。
気になるのはその賞味期限ですよね。
日常用とは違って、大量の水を購入・保管することになりますから、できるだけ賞味期限の長いものを選びたいところですよね。
商品によっても異なりますが、一般的なミネラルウォーターは、未開封状態で1年以上は保管ができる場合が多いようです。
一方で防災用として販売されているミネラルウォーターには、保存期間を長くすることが出来るよう、より頑丈なペットボトルが使用されています。
そのため、防災用のミネラルウォーターは約5年間も保存することが出来るようです!
普通のミネラルウォーターの倍以上の期間保存もできるようになっているんですね!水は、1日当たり大人1人に約2~3Lの水が必要とされています。
大人二人、子供一人の世帯では1日当たり10L弱の量のミネラルウォーターを備蓄しておくと良いでしょう。
災害から復旧まで何日かかるか分からないものですから、数日分~1週間分など多めに購入しておくのがポイントです。
業務用スーパーやインターネットなどでまとめ買いすると安く買えますが、大切なのはその保管場所です。
前述したように、ペットボトルには空気を通す性質がありますから、購入してから保存する場所と環境がとても大切になります。
保存する際のポイントは
- 高温多湿を避けた場所
- 直射日光の当たらない場所
で保管することです。
防災用のミネラルウォーターは構造上匂い移りもしにくいですが、できるだけ匂いも気にならないところがおすすめですよ。
まとめ
水は生活に無くてはならないものですよね。
飲料としてだけではなく、お風呂やトイレ、歯磨きや掃除など使用する場面の多いものです。
備えあれば憂いなし、いつか遭遇するかもしれない災害に備え、大切な家族のためにも日ごろから備蓄しておきたいですね。
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