キムチの賞味期限はいつまで?酸っぱくなってからでも食べて大丈夫?
韓国発祥の辛い漬物のキムチは、日本でも食卓の定番になる程人気の高い食品です。
そのままご飯に乗っけて食べるだけでなく、鍋に入れたり、冷奴などのトッピングに使ったり、豚キムチなどの炒め物に使ったりと色々なアレンジが効かせられるのも、魅力の一つです。
キムチはもともと長期保存を目的とした発酵食品であることをご存知でしょうか。
本場韓国では「キムチは腐ることはない」と言われるほど、長持ちする食材として認知されています。
本場のものの中には賞味期限の記載がないものもあるくらいです。
しかし、日本人向けに改良されたキムチは本場に比べて薄味だったり、浅漬けだったり、辛みを抑えるため唐辛子も少なめなので賞味期限があります。
長持ちすると思って置いておいたら実は賞味期限が切れていて食べられなくなってしまったらもったいないですよね。
今回は日本でも多くの人に愛される韓国の漬物、キムチの賞味期限や食べられるかどうかの見極め方などをまとめてみました。
キムチの賞味期限!食べてはいけないキムチの見分け方
最初に少し触れましたが、発酵食品のキムチはもともと本場韓国では保存食品としての立ち位置が強く、長期保存をするためにしっかりと辛みと塩分を加えて加工されていました。
また、保存しながらも発酵が進んでいくため、「腐る」という概念はないものとして時間がたった古漬けのキムチほど貴重で重宝される傾向もあります。
しかし、本場のキムチは乳酸菌の発酵効果でとても酸っぱく、そして辛いのであまり日本人の味覚には合いません。
そこで日本では、甘みを加えてみたり、辛さを抑えてみたりと工夫を重ね、独自の製法で作られるようになりました。
韓国のキムチほど乳酸菌発酵しないようにもなっているため、日本のキムチは賞味期限に注意する必要があるのです。
では、日本のスーパーなどで売られている、一般的なキムチの賞味期限はどのくらいなのでしょうか。
日本のキムチの賞味期限は、未開封の状態でおよそ2週間から1ヶ月ほどのものが多いようです。
韓国のキムチに比べると短いかもしれませんが、漬物ですのでやはり賞味期限は長め。
毎日食べる方なら、多めに買っておいても大丈夫そうです。
また、未開封であれば賞味期限が多少切れていても神経質になる必要はありません。
漬物もそうですが、もともと保存食として作られているキムチは未開封で清潔な状態であれば賞味期限後も2週間〜1ヶ月ほど経っていても食べられます。
多少発酵が進んで、味が酸っぱくなってくるかもしれませんが、体に悪影響が出るようなことはほぼありません。
では、一度開封したキムチはどうでしょうか。
こちらは数日〜1週間程度で食べ切った方が安心です。
空気中や箸などから移った細菌が繁殖することもあるので、できるだけ早めに食べるよう意識しましょう。
未開封のキムチは常温でも保存できるほどですが、開封したものに関しては冷蔵庫に入れるようにしてくださいね。
また、いざ食べようと思った時にキムチがこうなっていたら、口にするのを辞めましょう。
- カビが生えている
- アルコールのようなツンとした匂いがする
- 変色
- キムチではない、生ゴミのような匂い何する
日本のキムチは本場のに比べて乳酸菌が少なめなので、腐ってしまうことも多々あります。
上記のような特徴があったら腐りかけている可能性が高いので食べないようにしましょう。
酸っぱいキムチも救済!余ったキムチはこんなアレンジで
大容量のキムチを買ってしまったり、安い時にまとめ買いをして、余ったキムチが家にたくさんある場合、消費に困りますよね。
キムチは美味しいですが主張が強い食材でもあり、いつも同じ食べ方ではちょっと飽きてしまいます。
また時間が経てば立つほど酸っぱくなってそのままでは食べにくくなりますので、少し開封から時間が長く経過したキムチや、買ったまま賞味期限になってしまったキムチは、こんなレシピでアレンジしてみるのもおすすめです。
酸味や癖が気にならずに、美味しく食べられますよ。
●豆腐のあんかけ
みりんを入れることで酸っぱいキムチがまろやかに!卵や豆腐で辛みも抑えられるので辛いものが苦手な方でも食べやすいです。
●キムチ入り肉じゃが
煮込むことで酸っぱさが気にならなくなり、ピリ辛でおつまみにもぴったりの肉 じゃがに!和風の味付けが加わり、普段キムチの味が苦手な方でも美味しくいただけ ます。
●甘うま!豚キムチ
めんつゆや酢の物用のお酢を加えることで、定番の豚キムチを少し甘めでまろやかな 味付けに!ご飯が進みます。
●キムチチム
豚ブロック肉をキムチで煮込んだ料理です。酸っぱくなったキムチほど美味しく 作れるので、時間のたったキムチがたくさん余った時にぴったり。
●キムチ納豆炒飯
納豆とキムチは発酵食品同士で相性も抜群。炒め物にするとキムチの酸っぱさや 納豆の癖も美味しく変化します。
まとめ
キムチの賞味期限やおすすめのアレンジレシピなどをご紹介しました。
もともとが保存食品であるキムチは日本向けに改良されたものでも賞味期限は長めです。
たくさん買ってしまってもすぐに腐ったり食べられなくなることはないので、安心して使うことができます。
多少時間が経って酸っぱくなってしまっても、加熱したり油や卵と組み合わせると酸味が気にならなくなります。
ぜひご紹介したようなレシピも使って美味しくキムチを食べ切りましょう。